• "介護老人施設"(/)
ツイート シェア
  1. 宗像市議会 2005-09-02
    宗像市:平成17年第3回定例会(第3日) 本文 開催日:2005年09月02日


    取得元: 宗像市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-31
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット)                   平成17年 9月 2日(第3日)                    開  議    10時00分 ◯平川議長  おはようございます。ただいまの出席議員は24名で、全員であります。よって、平成17年第3回宗像市議会定例会を再開いたします。  これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付しているとおりであります。  日程第 1.一般質問 ◯平川議長  日程第1、一般質問を行います。  最初に、14番、石橋議員の質問を許します。 ◯14番(石橋議員)  おはようございます。私は、宗像市民クラブ公明党の石橋文恵でございます。  この9月議会の一般質問は、大きく2点質問させていただきます。1点目は、住民と協働の防災まちづくりについてです。  日本列島は、火山や地震活動が活発な上、台風や豪雨などにも見舞われ、最近では、昨年10月に新潟県中越地震が、ことし3月には、大地震発生の可能性は低いとされていました福岡県でも福岡市西方沖地震が起こり、さらにこの夏、宮城県沖地震が発生し、大きな被害をもたらしました。災害列島とも言える日本では、いつ、どこで発生してもおかしくない自然災害に対し、地域住民による自主的な防災まちづくりの取り組みが、全国各地で注目を集めています。  昨日9月1日は防災の日でした。国を初め各地で防災訓練がとり行われていました。被災時には、どの地域にあっても、行政は防災関係機関と連携し、全力で災害復旧に当たってこられています。しかし、行政や防災関係機関の体制整備とともに、地域の自主防災組織との連携が重要で、地域住民による人命救助、初期消火、避難誘導等が、災害による被害を最小限に食いとめることになることを認識されていることと思います。自分たちの地域は自分たちで守るとの自主精神を、市民の皆さんに認識していただく努力が必要と考えます。  10年前の阪神淡路大震災においても、大被害を受けた芦屋市でも、生き埋めになった人々を近隣の人たちが救助に当たられた多くの事実があります。日ごろから、近隣の人々との交流を通じて救助し合い、復旧にも取り組めたと聞いています。そして、芦屋市では、この経験を通して、災害の防止と災害発生時の被害の軽減を図るため、平成9年度より随時、自主防災組織を結成されています。現在44グループが結成され、防災関係機関と連携しながら、心肺蘇生法、応急救護、初期消火、放水訓練、炊き出し等、毎年1回の訓練を行っていらっしゃいます。  そこで、お尋ねいたします。  1、自主防災組織の意義と必要性についての考えと、その結成に当たってどのような取り組みをされているのか。  2、自主防災組織の結成状況と活動状況について。
     3、自主防災組織の単位は、どのレベルが適当と考えられているのでしょうか。  4点目は、もしもの災害に備えるために、テントや炊飯装置などの救護用資機材や、初期消火用資機材救助用資機材など、防災資機材を常備する防災倉庫を、自治公民館や集会所、公園の敷地内に設置してはいかがでしょうか。  5点目は、地域防災の担い手の育成について考えられていることをお尋ねします。  これまでの震災時に検証し、課題として挙げられた一つに次のことがあります。つまり、震災時に、被災者女性の数に比べて、支援する側に行政、ボランティアともに女性の担当者が少なく、男女のニーズの違いを把握しない予防、応急、復旧、復興対策が行われていたことなどの問題点が挙げられています。被災、復興状況における女性をめぐる諸問題を解決するため、男女共同参画の視点を取り入れた防災・災害復興体制を確立することが望まれています。そこで、6点目は、災害発生時における女性のための相談窓口の設置についてのお考えをお尋ねします。また、防災・復興計画など政策決定過程における男女共同参画の視点がどのように位置づけられているのかをお尋ねします。  次に、大きな2点目は、「どう変わる、介護保険制度の改革」についてです。  介護保険は、2000年4月の制度発足以来次第に評価を高め、国民の間に定着してまいりました。しかし、その一方で、要介護者が急増し、制度の持続可能性が危ぶまれています。要介護認定者は、制度発足から2004年6月までの4年3カ月で218万人から394万人へと、176万人が増加、81%増となっています。特に要支援、要介護1の軽度者は125%の大幅増となっています。このため、介護保険の給付費は年10%を超える伸びを示しており、現行制度のまま推移した場合、保険料の値上げによる保険料負担が厳しくなってくる高齢者の発生が懸念されています。2000年4月に施行された介護保険制度、5年間の施行状況を検証し、制度の持続可能性を確保するため、改正が行われることになりました。  そこで、お尋ねします。  1、今回の改正の基本的な考え方はどのようなものでしょうか。  2、来春から始まる新予防給付について、サービスの内容はどのようなものでしょう。また、新予防給付の認定はどのように行われるのでしょうか。改正の前と後の違いにより、サービスがどのように変わるのかをお尋ねします。  3点目は、介護保険施設の施設給付の見直しの基本的な考え方と、見直しによる利用者負担はどのように変化するのでしょうか。  4点目は、新たなサービスとして、地域密着型サービスの導入が挙げられています。導入の目的とサービスの具体的内容はどのようなものでしょうか。  5点目、地域包括支援センターの機能はどのようなものですか。在宅介護支援センターとの違いについてもお尋ねをいたします。  6点目です。利用者の立場に立った公平で公正なケアマネジメントを確保するため、どのような取り組みを行われるのでしょうか。  そして最後、7点目です。リフォーム詐欺を初め、高齢者をねらった悪徳商法が頻発しており、成年後見制度の必要性が高まっています。平成13年度から、国庫補助事業として成年後見制度利用支援事業が行われていますが、本市の導入への考え方をお尋ねいたします。  これで1回目の質問を終わります。 ◯平川議長  石橋議員の質問に対し、執行部の1項目めの答弁を求めます。市長。 ◯原田市長  おはようございます。本日最初の石橋議員の御質問、大きく2点いただきましたが、1項目めについて私のほうからお答えをさせていただきます。  (1)自主防災組織の意義と必要性に対する考えということについてでございます。  災害が発生したとき、交通網の寸断や通信手段の不通等により、市や消防、警察などの行政関係機関が即座に対応できない、災害状況等を的確に把握できないなどの可能性が考えられます。その際、大きな力を発揮できるのが自主防災組織、すなわち地域ぐるみの協力体制になると考えております。自主防災組織は、地域の人たちが主体的に防災活動を行う組織で、いわゆる自分たちの地域は自分たちで守るという考えが基本になるというように思っております。  次に、自主防災組織の結成に当たっての取り組みについてですが、ことし6月から8月にかけまして、各コミュニティ地域の会合に出向き、自主防災活動に関して協議を開始しております。まずは防災に対する地域の関心度を高めていただくとともに、地域の現状や問題点、要望等の洗い出しもあわせてお願いをいたし、今後の防災施策に反映させたいというように考えておるところでございます。  また、昨年度から、コミュニティ地域ごと災害図上訓練を実施しております。赤間西、南郷、自由ヶ丘、吉武地区で集中豪雨を想定した訓練を行っております。さらに、ルックルック講座でも、防災をテーマにした講座の依頼もあり、ここでも自主防災活動の必要性について説明をしておるところでございます。  2番目の問題ですが、自主防災組織のイメージとしては、新たな組織をつくるというよりも、地域の既存の組織が災害時にも対応できるように、防災機能と防災体制を充実すべきと考えております。活動状況としては、全体的にまだまだこれからという状況で、今は自主防災への意識が芽生え始めたところだというように認識をいたしております。  3番目の問題でございます。  まず、自主防災組織では、地域の住民が自主的、積極的にその組織に参加をいたし、必要な活動が最も効果的に行われるよう、地域の実情に応じてその規模を決めるのがよいのではないかというように考えております。また、住民が、自分たちの地域は自分たちで守るという連帯感がわき、日常生活上の基礎的な地域として一体性のある規模が適当ではないかというように考えております。このようなことから、人材育成や情報交換を必要とするものなど、広域的な課題に関してはコミュニティ協議会で、日常生活の範囲を基本とするものは自治会規模組織づくりを進めることが基本ではないかと考えております。  4番目の問題でございます。  現在、自治公民館や集会所等には、防災機材や資材を常備しておりませんが、市内5カ所、中央公民館、それから市役所、それから城山中学校の下、それから玄海庁舎、大島支所で、スコップやかけ矢、シート、土のう袋などの水防資材・機材の備蓄を行っておるところでございます。今後、自主防災組織づくりを進めるに当たっては、地域の実情や、それぞれの役割に必要な機材・資材等の備蓄や、防災倉庫の設置についても十分検討する必要があろうというように思っております。  5つ目の問題でございます。  地域防災あるいは自主防災組織の取り組みを進めるに当たっては、やはり組織の中で中核となるリーダーの役割が極めて重要であり、その育成に努めることが必要であります。リーダー研修会や講習会、防災知識の普及啓発を行うなど、策定中の地域防災計画の中でも位置づけをいたし、取り組んでまいりたいというように思っております。  6番目の問題です。  災害発生時においては、例えば避難所生活等で女性に向けた配慮がなかなか得られないとの悩みが予測されますが、災害時には、当然必要な支援項目として取り組みたいというように考えております。一方、地域防災計画における男女共同参画の視点の位置づけということでは、計画自体が、男女の意識というより、災害時の被害を最小限に食いとめることを第一目的として基本的な動きを示すものでありまして、次に来る行動計画、あるいは運用マニュアル的な場所で配慮していくものの中で考えをしていきたいというように思っておるところでございます。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  ありがとうございました。  市長の答弁のように、やはり最初から行政あるいは関係機関が一気に救済に来れるという状況ができないケースもたくさんあります。そういう中で、やはり地域のことは自分の地域の人たちが協力し合って、お互いに助け合っていこうということが大事だと思います。  きのうの新聞にも、防災の日でしたけれども、内閣府が出しました政府公報にも、防災力を高めようということで、このように、地域みんなで取り組もうという防災訓練の呼びかけや、それから、日ごろの備えが大切ですということで、それぞれの地域での取り組みを広報しています。そのように、自分たちで守る、みんなで守る、そのことが基本にあるということがやはり大事なことではないかなと思っております。  先ほどの説明のように、コミュニティ等で、自主防災組織が大事だということで、結成に当たって説明会等をされていらっしゃるということですけれども、それも、今の状況としましては、まだまだその意識が芽生え始めたばかりだというお話だったと思います。  それで、ことし初めて、福岡市のあのような西方沖地震で、こちらにも多少の被害があっておりますけれども、現実には、避難をしたとかということがないために、皆さん、なかなか実感としてわからないというか、わいていないところも中にはあるのかなというふうにも、やむを得ないような思いもありますけれども、やはり備えあれば憂いなし、他人事ではなくて、もしもそうなったときにはみんなでどうしようかという、そういう意識をやはり植えつけていただく、それをしっかり取り組むことが大事なことではないかなと思っております。  そういう意味で、これから先、コミュニティ等の中でそういうお話等があっているようでございますけれども、さらに市民の意識を高めていくためには、この後にも出てきますリーダーの方の育成というものも大事になってくるかと思いますけれども、さらに強めていくための考え方、具体的にはどのようにされようとするのでしょうか。 ◯平川議長  総務部長。 ◯桑野総務部長  先ほど市長が申しましたように、今、防災担当職員が全地区を回って、そして協議を重ねまして、自主防災組織についてということで幾つかの問題点を出しまして、今、各協議会から回答が寄せられてきております。その中を見ますと、やっぱり、自分たちでも防災意識が低いと。被害を受けた経験がないから実感がないとか、やはり取り組みの意識が低いのは、裏を返せば、安全だという認識を持っているというような声が寄せられてきております。だから、幸いにも本市は大きな災害に遭遇しなかったために、逆に言えば、確かにそういった実感がない。  ただ、小さな動きとして、この中にも出てきているんですが、隣組で回覧板や広報の配布どきに地域を観察しながら作業をするように組長会議に呼びかけているとか、ある地域では、昼間に消防団がほとんどいないから、そのときの災害に対応するために、各隣組単位で消防団が月に2回ほど訓練しておりますので、そのときに、隣組が入っていくというような活動を展開してある地域も出てきております。これは、私どもにとっても大事な実例として、市内にも広げていきたい。  その中で、やはりどうしてもリーダーとかが必要になってくるんですが、この中で、消防団というのがやっぱり大きな中核を担っていただかねばならないとは思っております。もちろん、この消防団と消防署との連携が当然必要ですが、そういった方々が各地域でいらっしゃいますので、そこをリーダーとしながら意識の高揚を広げていくというのも、私は一つの手法としては大事じゃないかなと思っております。  ただ、これが本当の災害が起きたときは、消防団は別行動を行います。当然、現地の指揮官は団長が行いますが、その上に市長がいます。こうなると、これは全市的に、ある地域に消防団を投入するという形になりますので、そこで、今度は地域の人の役割というのが当然おのずと変わってきますので、ここら辺も少し私どもも整理しながら、地域の方と話し合っていきたいと思っております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  消防団の方は、いつも訓練を受けていらっしゃって、守っていただいて本当に感謝しているんですけれども、その方々のお力をかりてやるということは本当に大切な、ある面、専門家でもありますので、地域の皆さんにとっても、それはとっても力強い立場の方だろうと思っております。ぜひ力を発揮していただきたいと思いますけれども、それと同時に、やはり、先ほども市長の方から、何か新たに組織をつくるということではなくて、今ある組織をどう生かしていくかというお話があったと思いますけれども、私もそう思います。地域自治会ごとに、あるいはコミュニティでいろんな組織がございます。その組織、例えば子ども会、あるいは老人会、そういう方々と一緒になって、また福祉会とか、いろんな方がいらっしゃいますから、そういう方々と連携をして、そして、それぞれの地域ごとのやり方というのが出てくるのではないかと思っています。それは、やはり日常的なかかわりの中でそれが強くなっていくのではないかと思いますので、やはり、頭のところだけで考えるのではなくて、どう体を動かすかということが、しっかり連携を強めていくきっかけになるのではないかと思います。  ここでちょっと芦屋市の例を紹介をしたいと思いますけれども、芦屋市では、やはり年に1回、各組織において訓練というものを行っています。それは、訓練の内容というのは、心肺蘇生術、自分で体験をしよう、応急救護ですね、それから初期消火、消火器の取り扱いにもなれておこうとか、放水訓練、消防士になったつもりで小型ポンプで放水をしたり、あるいは炊き出しをするグループは、温かい豚汁とお握りをつくって、そして、それぞれの訓練を順次体験をした後に、最後に、炊き出しでつくられたものをみんなで一緒に食べながら、そのときの思いを、やはりそこで懇談をするということによって皆さんがしっかりと、何といいますか、つながりがついてくるということがあって、毎年1回必ず行っているということを伺っております。  そういう点で言えば、やはりこれは、コミュニティにおいても、コミュニティの防災訓練を通じて、そういう地域の各種グループとの連携というものはコミュニティのつながりを深めるということにもつながると思うんですけれども、そういう点では、やはり総務部だけでするのではなくて、市民協働部とも連携をとりながらやっていくことが大事なことではないかと思いますが、コミュニティ運営協議会なり、やはりそういうところで具体的に防災に対しての組織を強化していくという意味から、コミュニティ関係の方でもこれを積極的に支援をするということはいかがでしょうか。 ◯平川議長  市民協働部長◯藤野市民協働部長  確かに、そういう一つの地域防災につきましては、各コミュニティを通じた上で浸透していくということがやっぱり大事だということは思っておりますけれども、今言われましたように、コミュニティの関係を通じましても、やはりコミュニティ協議会の中ではそれぞれ部会がございますので、その部会の中でも提案されたらひとつやっていきたいと思っていますけれども、その部会を通じた上で、これは一つの例ですけれども、役員会の中において、消防署あたりに来ていただいて、そこでもって防災の訓練とか、そういうようなことを通じながら、コミュニティの中でも意識を高めていきたいというような形で考えております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それから、これは総務省の消防庁が毎年選定している防災まちづくり大賞、これを受賞した事例として、中学生を地域防災の担い手として育成する防災教育に力を入れている地域があります。これは東京の世田谷区ですけれども、実際に、サバイバルキャンプをやったり、ポンプの実技をやったりして、毎年、防災教育を実践をいたしまして、そして、災害時には支え合おうという心が生徒たちに芽生え、その心が着実に後輩たちに継承されているという校長先生のコメントがあるんですけれども、こういう面で、地域と、それから、そういう地域防災の担い手となるような子供たちの育成、そういうものも今後検討をしていただいて、連携という意味で言えば、いろんな角度から、そういう人づくりの一環ともなるかと思いますけれども、リーダーの育成も含めまして、それを要望をしておきたいと思います。  そして最後に、防災の件ですけれども、先ほど、計画の中で必要になってくれば女性の観点もという話だったかと思いますけれども、やはり、防災の基本計画の中に、男女共同参画の視点を最初から明確に入れていくということが大事だと思っております。女性スタッフが、やはり女性特有の悩み、これに対応できる相談窓口を設置をすることや、あるいは防災に関する政策、これは女性の視点をしっかりと盛り込むということが大事だと思いますので、そういう点では、政策方針の決定過程において女性の参画が必要だと思いますが、その点で、男女共同参画の視点をしっかりと位置づけていただく、政策決定の段階で女性の視点をしっかりと取り入れていただくという点をもう一度お尋ねします。 ◯平川議長  総務部長。 ◯桑野総務部長  確かに、いわゆる災害時の女性の方の活動というのは重要な位置づけになっておりますので、当然今、各地域からの自主的な、そういった活動状況を含めた考えをお聞きしていますので、当然、女性の方の考えもそこには……、これは私は大きな財産と思っていますが、北九、福岡は当然女性消防団が多いんですが、あと、久留米が大きな人数を抱えているんですが、そのほかは、県内でも、本市は今、女性消防団員が20名いるんですが、一番多いんですよ。それだけ、やっぱり女性の方も既に消防団員の一員として活動なされておりますので、こういった方々を含めて、女性の意見は当然聞かないけませんし、また、こういった方々は、災害時には、特に女性の対応について一番に現地で対応していただかねばならないメンバーですので、特に重要視はしたいと思っております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  もっと具体的な点なんですけれども、重要視をしたいということは、女性消防団員の方を地域でもっと生かす、そういう組織、自主防災組織の中に具体的に入っていただいて、女性の視点を生かすとか、あるいは政策決定をする段階で具体的に入っていただいて、今、女性消防団員の方の活動というのが余り見えていないんですけれども、やっぱりもっと具体的に入っていただいて、今、計画をつくっていらっしゃいますよね。そういう中ではちゃんと入っていらっしゃいますか。 ◯平川議長  市民協働部長◯藤野市民協働部長  今現在、総務課の方において防災計画あたりが進められておるわけですけれども、総務部の防災担当、それと男女共同参画推進課の方と、女性の視点での支援は重要であるということの認識はお互い共通しておりますので、今後、同計画をまとめていく中でも、お互い、総務部と情報交換しながら、係長あたりのレベルでもって今現在協議はさせてもらっておるところでございます。  以上でございます。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それでは、その点も十分踏まえた上で、地域の皆さんが、もしものときに本当にお互いに助け合って、災害を最小限に食いとめられるような体制づくりを速やかに進めていただきたいことをお願いいたしまして、次の回答をお願いします。 ◯平川議長  それでは、2項目めの答弁を求めます。健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  介護保険制度改正について7点質問があっておりますので、お答えいたします。  まず1点目。今回の制度改正の基本視点は、介護保険制度の基本理念である高齢者の自立支援、尊厳の保持を基本として、1点目、制度の持続可能性のための給付の効率化、重点化。2点目、明るく活力ある超高齢社会の構築、介護予防重視型システムの転換。3点目、社会保障の総合化、効率的かつ効果的な社会保障制度体系への見直し。この3つの視点に立って見直しが行われております。  2点目、新予防給付の内容につきましては、既存のサービスを、生活機能の維持、向上の観点から、内容、提供方法、提供期間等を見直すとともに、筋力向上、栄養改善、口腔機能向上等を新しくサービスに加えることとなります。新予防給付の認定につきましては、現在の要介護認定の枠組みで、現行の認定調査項目79項目に高齢者の生活機能を評価する調査項目を追加し、高齢者の状態の維持、改善の可能性の観点を踏まえた明確な基準に基づき審査判定を行うこととなっております。現行の要支援者及び要介護1の方のうち、心身の状態が安定していない方や、認知症等により理解が困難な方を除く方が対象となります。新予防給付は、一部の不適正なケースの是正を目指すもので、適正なケアマネジメントに基づいたサービスは今までどおり利用できる予定でございます。  3点目、介護保険施設給付の見直しにつきましては、在宅と施設の利用者負担の公平性を図るため、特別養護老人ホームと介護保険施設の居住費及び食費、通所系サービスの食費について、保険給付の対象外にするものであります。ただし、低所得者の方については負担上限額が設けられ、介護保険から給付を行うようになっております。  4点目、地域密着型サービスにつきましては、24時間365日、住みなれた地域での生活を支えるため、地域の特性に応じた多様なサービスの提供を目的に創設され、市町村がサービスの指定、指導監督権限を有することになります。具体的には、デイサービスを中心に小規模、多機能のサービスを展開することとなります。  5点目、包括支援センターは、公正中立な立場から、地域における総合相談あるいは支援、介護予防マネジメント、包括的・継続的マネジメントを担う中核機関として設置するもので、保健師等、社会福祉士、主任ケアマネジャー等、各分野の専門職を配置し、職員間の連携によって一貫性、連続性のある総合的支援を行うことが在宅介護支援センターとの相違点であり、人員体制も大幅に強化されているところです。  6点目、公平公正なケアマネジメントの確保につきましては、介護支援専門員の質の向上、不正防止を図るため、介護支援専門員の資格の更新制、これは5年間になっておりますけれども、の導入をするとともに、更新時研修の義務化、介護支援専門名簿管理システムの整備等を行う予定でございます。また、包括支援センターにおいて、ケアマネジャーの支援、指導やケアプランのチェック等も実施する予定でございます。  7点目、成年後見制度ですが、今回の制度改正で、地域包括支援センターの必須事業として、権利擁護事業を実施することになります。権利擁護事業の取り組みの一環として、成年後見制度、利用支援事業を、要綱等を整備の上実施する方向で検討しております。  以上でございます。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  ありがとうございました。  介護予防を中心とした介護保険制度の改正が来年度から始まるということです。それで、介護予防が中心となるということですけれども、宗像市としても、介護予防事業のこれまでされていましたものがあるのではないかと思います。  先ほど、部長のお話の中では、新予防給付として筋力トレーニング、あるいは栄養改善ですかね、それから口腔ケアみたいなものが行われるようですけれども、それは新たな要支援1、2という方たちに対しての予防かなと思いますが、もう一つ、いわゆる病気になった人をどうするかとか、病気ではなくて、病気にならない、要介護にならないためにどうするかということが大事なことだろうと思うんですね。それはまた、医療費の削減にも効果を上げていくと思います。そして、介護予防というのは、やはり健康づくりだろうと思います。そういう意味におきましては、要支援1、2になった人ではなくて、その方たちに対しての、さらに深まらないような予防というのも大事ですが、もっと前の、自立と認定をされた、そういう方たちに対しての健康づくりといいますか、介護予防プログラムというか、そういうものを考えられているものがありますでしょうか。  それと、これまでにやってきました中に、例えば転ばん塾だとかというのもそうかなと思いますけれども、介護予防の効果みたいなものが、何か実感されているものがありましたらば、御報告をお願いいたします。 ◯平川議長
     健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  自立支援につきましては、新介護予防給付ということになりますけれども、それは、今申しましたように、筋力向上あるいは栄養改善、口腔機能向上等ということを言いました。これにつきましては、今、国の指針がまだ出ていないところですけれども、私どもとしては今検討しておりますが、そういうものを訪問事業として取り組んでいきたいというふうに考えております。  それから、今までした、いわゆる成果ということでございますけれども、転倒予防教室、いわゆる転ばん塾ですね、それから介護予防いきいき交流事業、デイサービスのことですけれども、そういうものをした成果としては、いわゆる下肢筋力あるいは柔軟性の向上、あるいはコレステロール値の減少等が見られているという成果が出ております。  以上です。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それでは、これまでやったことによって、やはり介護の状況が改善されたということだろうというふうに思いますけれども、やはり要介護、要支援になる前の段階、これがもっと大事だというふうに私は思っているんですけれども、例えば、これは東京都の老人総合研究所が自治体と連携して取り組んでいる事例があるんですが、その中に、認知症の予防ということで一つあります。それは、元気な高齢者と、やや認知機能に問題を持ち始めた高齢者が手をとり合って痴呆を予防するという、趣味を生かした、例えばパソコンだとか、園芸だとか、料理だとかですね、余暇活動、そういうものを通じて、やはり知的面での刺激をしながら痴呆の予防に、軽度の痴呆者に対しての取り組みがされているというようなことがあります。そういうことだとか、あるいは閉じこもり対策ですね。こういうものによって、やはり要介護にならないような取り組みというものが必要だと考えておりますけれども、いかがでしょうか。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  今、御指摘がありましたように、いわゆる自立で、それ以上にならないための幾つか出されました。実際、それは既にやっております。だから、新予防給付の中にもそれを効果的にできるように、また国の指針に沿ったように少し変えながら、それも充実させていきたいというふうに思っております。  それから、「健康むなかた21」を策定し、今年度からそれの行動計画に入っておりますし、既に今、コミュニティの地域回りを夜全部やって、それから、福祉部会の方にも2段階に分かれて回っております。地域を主体としながら、そういうものを充実させていきたいというふうに思っております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それから、地域密着型サービスの件なんですけれども、加齢に伴って、やはり認知症になる方がふえてきているようです。認知症の高齢者というのは、住む環境が変わったり、あるいは長年培ってきた人間関係が断絶してしまうと状態が悪化をしていくということが指摘をされています。高齢者の介護においては、そういう意味では、認知症の高齢者が住みなれた地域で暮らし続けることができるような支援をすることが重要だというふうに思いますけれども、そういう点で、今後、地域密着型サービスの中で、小規模の介護老人施設、あるいは認知症の高齢者グループホーム、そういうものなどを本市として計画がされるのかどうか、どのような市の権限なりがあるのか、それをお尋ねいたします。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  今質問がありました件に関しましては、今は県の認可といいますか、そういうふうなことになっております。今回の制度改正で、小規模多機能居宅介護あるいはグループホーム等は市町村の権限が出てきます。私どもも、1月までに、いわゆる施設整備計画を立てますので、あるいは包括支援センターができました中、あるいは生活圏域に分けておりますので、その圏域ごとにそれが必要であるのかどうか、充足しているのかどうかの検討はしてまいりたいと思います。もしそれが必要であれば、公募をかけてやっていきたいというふうに考えております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それから、地域包括支援センターの件ですけれども、先ほど職員体制について、大変充実をする、専門職の人たちが入って行うということで部長の方から答弁をいただきましたけれども、これは公平公正というものが求められるわけですが、運営主体あるいは業務内容、そういうものについてどのようなことを考えられているのかをお尋ねします。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  運営体制にいたしましては、具体的な事業の方から行きますけれども、予防給付にかかわる分に関しましては、ケアプランの作成、これは居宅介護支援事業所に委託します。新予防給付の検証、新予防給付にかかわる請求事務等、あるいは包括的支援事業に関しましては、介護予防マネジメント、あるいは介護予防事業の評価、プランの作成、相談事業、支援事業、それから権利擁護事業、そういうものであります。運営体制は直営で、1事業所ということを考えております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  直営ということですけれども、それで、この宗像市の中にありまして、いろんなサービス事業者の方、あるいは法人といいますか、高齢者の施設法人等、関係団体がたくさんあると思うんですね。そういう方々と行政、これは直営ということですので、そことが、やはり連携をいかにとっていくかということが大事だと思うんですが、現在は、こういう方々との連絡協議会みたいなものがないと思うんですよね。やはり、現場の実態を市も知っていくことも大事ですし、あるいは、市の方針や考え方、そういうものをそういう方々、関係者に知らせていく、そして適正な介護サービスを運営していくということが大事だと思います。情報を共有していくことも含めまして、定期的に意見交換をしていく、そういう連絡協議会なるものをつくっていってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  連絡協議会になるのかどうかはわかりませんけれども、それが可能かどうか、私どもは検討したいというふうに考えております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  やはり現場の声を知るということは一番大事なことですので、ぜひこれは積極的に進めていただきたいということを要望をしておきたいと思います。  それから、介護費用の適正化なんですけれども、大川市では、ケアプランチェック事業というものが行われております。つまり、誤った算定に対して介護給付費の自主返還を促しているわけですけれども、本市としても、これまでにこういうものをチェックされたことがあるのか、あるいは不正請求がなかったのか、もしそれをしてあれば、まずチェックされたことがあるのかどうかをお聞きします。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  私どもも、県の監査においてチェックをやっております。その結果、4事業所で約800万円の不正請求があって、今返還をしていただいているところです。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  返還をしていただいているということですけれども、あってはならないことが行われていたわけですが、もちろん返還は当たり前のことだというふうに思いますが、さらにこれを改善、指導をすることが大事だと思いますけれども、今後ともどのような対応をされるのかをお尋ねします。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  一応、この改善あるいは指導あたりは県の方になっておりますので、当然、県の方から指導を行っております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  それでは、成年後見制度ですけれども、余り耳なれた言葉ではありません。制度のことに関して、本市は導入を考えていくということですけれども、この制度に対する理解というのが十分ではないのではないかと私自身は認識をしておりますが、そういう意味で、制度の意味あるいは内容、費用負担とかですね、わかりやすい説明というものが今後必要ではないかと思います。そういう点での広報、普及活動をどういうふうに行われていくのか。あるいは必要となる経費等で、制度の利用が困難な方に対する対応というものも大事なことになってくるのではないかと思っておりますけれども、その件に関しての考え方を伺います。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  成年後見制度の利用促進に関しましては、先ほど述べましたように、まとめるようにしておりますけれども、まず、促進のための広報、普及活動をパンフレットをつくってやりたいというふうに考えております。あとは、中身ですけれども、今回は4親等から2親等までに、いわゆる4親等までを探して申し立てをするようなことになっておりましたけれども、今度の制度は2親等でいいということになっておりますので、もし申立者がいらっしゃらない場合、重度の認知症高齢者や知的障害者で支援が必要と認められる方に関しましては、いわゆる市町村が申し立てをするようになっております。その費用負担には、本人の所得もありますけれども、国が2分の1、都道府県が4分の1、市町村が4分の1というようになっております。ただ、申立者がいらっしゃる方は、当然、行政は費用は出しませんで、本人からということになっております。  以上です。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  高齢者の方は、広報とかをなかなか読まないというか、前にあっても読もうという気が余りない人が多いんですよ。うちの実家も含めてですけども。それで、広報でお知らせしても、パンフレットでお知らせしても、そして読んでも、なかなか意味を解さない方もやはり中にはいらっしゃると思うんです。ですので、もちろん身内の方がいらっしゃれば一番いいわけですが、やはりこういうときこそ地域の方にお世話にならなければいけないんじゃないかと思うんですね。民生委員さんだとか、いつも高齢者の方と連携をとってくださっている方によく理解をしていただいて、そして高齢者の方にしっかりとこういう認識をしていただけるような取り組みを要望をしておきたいと思います。  それから、高齢者の虐待防止などの権利擁護事業というものが位置づけられていますけれども、高齢者の虐待の実態というものをこれまでに調査されたことがあるのかどうか。そして、これからそういう問題に対して相談窓口等の開設も必要かなと思いますが、これに対する考え方を伺います。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  申しわけございません。実態はここらに資料を持ちません。されたかどうかも、ちょっと私も確認をしておりませんけれども、包括支援センターの中での相談事業の中に取り入れていきたいというふうに考えております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  これも大きな問題ですので、実態をしっかり把握をしていただいた上で、適切な取り組みをお願いをしておきたいと思います。  最後に、被保険者の負担能力、これをきめ細かく反映できるような介護保険料の設定方法の見直しというものもやはり必要ではないかと考えておりますけれども、現行の保険料が、2段階を細分化して、そして、負担能力によっては保険料の軽減というものも考えていく必要があるのではないかと思っておりますけれども、今回の改正によって、さらに介護保険が持続可能な制度として取り組みが進んでいくことを願って、最後の質問ですけれども、保険料の細分化、設定方法についてお尋ねをいたします。 ◯平川議長  健康福祉部長。 ◯城月健康福祉部長  現段階では5段階になっております。それを一応6段階にする予定にはしております。 ◯平川議長  石橋議員。 ◯14番(石橋議員)  ありがとうございました。 ◯平川議長  これをもちまして、石橋議員の質問を終了いたします。  ここで暫時休憩をいたします。再開を11時5分といたします。                      休憩 10時53分                      再開 11時05分 ◯平川議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、16番、松本議員の質問を許します。 ◯16番(松本議員)  こんにちは。16番、青松宗像の松本でございます。  今回も、また公立幼稚園の民営化。今、私はこの民営化ということが、私たちが出しておったのに国の方が騒いでおりますので、余り出したくない言葉なんですけど、幼稚園の問題に関しては、この民営化を大きく出していきたいというふうに思います。そのために、今回も質問させていただきます。  私は、平成16年12月議会と17年の3月議会、ここにおいて幼稚園の民営化について質問いたしました。教育長の答弁は、「教育委員会で慎重審議をした結果、宗像市の教育委員会の方針は、平成19年4月からの民営化である」、こういうふうな答弁をいただきました。私は再三、地島の子供たちのことや、3歳児の卒園までのことを申しましたが、これは12月から3月議会なんですけど、いずれも19年の4月から民営化でという答弁しかなされておりません。そして、昨日も田原議員からも出ておりましたが、今議会に提案はされないだろうと私も思っておりました。  ところが、今議会において、公立幼稚園の廃止条例が提案をされております。私は驚きました。今回の民営化の時期が平成20年4月になっております。6月21日の地島での説明会、6月26日、玄海幼稚園、玄海東幼稚園、ここの説明会でも、同じように19年4月よりの民営化と、こういった説明をしております。いずれの幼稚園でも、かなりきつい口調で質問があったと思っております。結局、保護者も納得せず、再度説明会を開くということを約束し、その日の説明会は終わっております。その後、玄海東が8月6日、玄海幼稚園が8月20日に説明会をされました。この時点から、民営化の時期が平成20年の4月ということになってきたんです。教育長は、教育委員会で慎重審議をやった結果決定された、あれだけ自信を持って言われた19年4月を、たった1カ月ぐらいの間に20年4月から、こういった変更をされております。本当は、私はここで喜んでいいものだろうと思いました。最初に言ったときは、子供たち、3歳児のためには20年というふうな言い方もしておるんです。それでも19年と言い張った教育長が、今度は20年の4月からで来たんです。私はどうしても、今回の議会に提案された、議会の中で可決をしてもらいたいための工作であるとしか考えられません。教育委員会ももっと責任を持って、真剣に取り組んでいただきたいというふうに思っております。  また、どの時点で決められたかはわかりませんが、17年からは園長先生が1人になったことです。子供たちの心にも大きな傷を残しております。確かに入園式の日には、行政の方も考えたんでしょう、玄海幼稚園、玄海東幼稚園は今まで同じ日に入園式があっていたんですけど、今回は1日ずらせてあります。子供たちには、この方が園長先生だなというふうなことはわかっております。でも、1人になった園長先生が、次の日からはどちらかの園で、朝、子供たちの前に顔を出すことができないんです。子供たちは、「お母さん、僕たちのところは幼稚園の先生がおらんと」。皆さん、3歳の子供がお母さんにこう言われたとき、あなたたちならどうしますか。どうやって返事しますか。お母さんたちも知らないんですよ。そういったことを保護者にも説明をすることなく、こういったことを進められている。私はまだまだ審議が足りない、説明が足りないというふうにしか思えません。
     市長はいつも、人づくりでまちづくり、こういうふうに言われております。しかし、子供たちの心にまで傷をつけるような行政改革が宗像市のやり方なら、今後、すばらしいまちづくりと言われる市長にも大きな影響があるというふうに考えます。いろんなことを言いたいんですが、こればっかり言っても時間がたちますので、この辺で、次の3点についてまず質問いたします。  まず1つ目。市が幼稚園民営化の方針を固めていく中で、民営化の時期について、この1年足らずの間に、当初、平成19年4月としていたものを、今回提出されました議案では平成20年4月へと変更している。また、地島分園の取り扱いにしても大きく変わっていると思われます。どのような審議をされたのか、いつされたのかお伺いいたします。  2つ目に、幼稚園の園長先生は、今申しましたように、平成16年度までは玄海幼稚園、玄海東幼稚園にそれぞれ1人ずつ、計2名おられました。民営化の方針が決定された後、平成17年4月からは1人で両幼稚園の園長を兼任することになっております。その理由はどうしてか。また、2人の園長先生を1人に変えたことで財政的にはどのように変わったのか。  3つ目に、教育部が行った保護者説明会において、保護者の意見や反応はどのようにあったのか。こういったこと、保護者の意見あたりの答弁はできるだけ詳しく、全議員にわかるように説明をしていただきたいというように思います。  以上3点ですが、平成16年12月、17年3月議会の答弁の中でも質問いたしましたが、確認の意味で、2回目の質問からはこの中からもさせていただきたいというように思います。  これで1回目の質問といたします。 ◯平川議長  松本議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。教育長。 ◯川崎教育長  皆さん、おはようございます。  松本議員より、幼児教育について大きく3点御質問が出ておりますので、私の方でお答えしたいと思います。  まず、1点目の幼稚園の民営化の時期について、当初、平成19年4月からとしていたが、今回の提出の議案では平成20年4月に変更していると。どのような審議をしたのかという御質問でございます。  この点につきましては、8月1日の全員協議会におきまして説明を申し上げましたが、その理由といたしましては、保護者説明会での意見を受け、教育委員会といたしましても保護者等に対する説明不足を反省いたしまして、民営化の時期を1年延ばすことで平成17年度入園の年少児、3歳児でございますが、に対する不安を取り除くことが目的でございます。また、松本議員が、平成16年12月議会におきまして3歳児の御指摘をされた時点から、教育委員会でもこの件に関して協議を始めておりました。最終的に市の方針が変更になり、保護者や地域の皆様、議員の皆様に対し、混乱を招いたことについては深く反省するとともに、おわび申し上げたいと思っております。  次に、地島分園の取り扱いについても大きく変わっているとの御指摘ですが、この点につきましても、平成17年6月議会の田原議員の御質問に対してお答えしております。平成16年12月議会では松本議員が御指摘され、その後、平成17年1月に地島の関係者との懇談会を行い、たくさんの御意見をいただきました。その後、教育委員会において、地島分園のあり方について十分検討を行い、最終的に、5月27日に市の方針決定がなされたところでございます。  次に、2番目の御質問でございます。平成17年4月から玄海幼稚園、玄海東幼稚園、両園の園長を1名で兼任することになった理由と、財政的にどう変わったかという御質問でございます。  まず、理由についてでございますが、園長の身分を非常勤嘱託職員から一般職の管理職に変更することによりまして、園長の職務権限を強化するためでございます。非常勤嘱託職員に関する規定では、「非常勤嘱託職員の業務は、一般職である上司の命を受け、担当業務に従事する。勤務時間は、一般職の職員の勤務時間の4分の3を超えない範囲内とする」となっておりまして、市の事務決裁規程による決裁権はございません。このため、事務決裁規程の課長等の主な専決事項である定例的な報告及び進達に関すること、定例的な許可及び通知に関すること、職員の出張命令、時間外命令等、休暇に関すること、支出負担行為の決定、支出命令に関することなどの決裁が非常勤嘱託職員ではできません。  しかしながら、条例規則に定める園長の職務内容といたしましては、学級の編制、入園申込書、退園届、休園届の受け付け及び委員会への報告、始業及び終業時間の決定、給与日の変更及び教育委員会への届け出、教育課程の編成、園外行事の教育委員会への届け出、集団事故発生の場合の教育委員会への報告、職員会議の招集及び主催などがありまして、多大な責任と義務を課しております。昨年度までは、決裁権のない非常勤嘱託職員である園長では処理できないさまざまな問題が生じておりました。このため、本年度より、両園兼任ではございますが、一般職の管理職である園長を配置することといたしました。この結果、園長の職務権限が増大いたしまして、命令系統が確立され、教育委員会と市立幼稚園の事務決裁も確実に処理されるようになっておりますし、市立幼稚園内の事務処理や文書処理も改善されております。  なお、県内に市立幼稚園を有する市町が27市町ございますが、そのうち11市町が複数園の兼任や、小学校校長による兼任の園長制をとっております。  次に、財政的にどう変わったかという御質問でございますが、昨年度までは、非常勤嘱託職員2名で約410万円の経費を要しておりましたが、今年度は、一般職にかえたことで昨年度の約2倍の経費を要することになっております。  次に、3番目の御質問でございます。保護者説明会において、どのような保護者の意見や反応はとの御質問でございます。  説明会につきましては、地島分園で1回、玄海幼稚園で2回、玄海東幼稚園で2回、合計で5回実施いたしております。3園の共通の意見といたしまして、経費削減も大事であろうが、宗像の未来を担う子供たちの教育にこそお金をかけるべきであり、公立として存続すべきであると。また、幼稚園児募集の広告などを積極的に行うことなど経営努力をして、幼稚園を存続する方向で再検討してほしい。また、実際に幼稚園に来て、生き生きとした園児たちの姿を見たことがあるのかとか、市立幼稚園と私立幼稚園の教育内容に差がないというが、どう差がないのかと。それから、民営化の受託法人が見つからなかった場合はどうするのかとか、幼稚園の先生方は民営化後どうなるのか、教育委員会は民営化のことについて園児及び保護者に謝罪すべきであると。また、玄海地区に不登校が少ないのは幼稚園からのつながりがあるからであり、幼稚園教育がいかに大事かという証明でもあるなどの意見がございました。総じて民営化には反対でありまして、公立として存続する方向を考えるべきであるという意見がほとんどでございました。  地島分園のみの意見といたしましては、地島分園では、数年は園児数も見込まれますが、将来、園児数がゼロになったときに休園し、園児がまた入園してきたときに再度開園できるのか、市立幼稚園の園児募集は今も行うのかなどの質問が出され、民営化後に分園が残ることについては一定の理解を得たと思っております。  玄海幼稚園のみの意見といたしましては、玄海東幼稚園は民営化後も残るが、どうして玄海幼稚園のみが廃園となるのか、不公平であるなどの意見が出され、民営化するのであれば、玄海幼稚園も民営化幼稚園として残してほしいとの強い要望が出されました。  以上でございます。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  ありがとうございました。  説明会での大事なところもまだ1つ、2つ抜けておるというふうに思っておりますが、まず私は、今回この提案をされる前に、教育長、あなたがしなくてはならないということが一つあるというふうに思いますが、あなたはお気づきじゃないですか。どうですか。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  具体的に、ここで私に謝罪せよということかなと思っておりますけども、そういうことじゃないんですかね。 ◯平川議長  教育長。 ◯16番(松本議員)  私は、教育長に謝罪をしろとか、頭を下げろということじゃないんです。じゃあ、私の方から言います。あなたは、1月18日に、宗像市立幼稚園の民営化について文書で保護者に送付されました。このことにより、玄海幼稚園の方に、3歳児の申込者の中に、1人、旧宗像の方がおりましたね。19年4月からの民営化ということで、5歳になったときに子供に影響があるということで、この御父兄の方は、じゃあ、もうほかの幼稚園にかわろうということでかわられました。私は、今回、20年に変わる前に、この保護者に対してどのようなことをしたのかというのをまずお聞きします。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  正直申し上げまして、そのことはまだ伝えておりません。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  あなたたちはいつも、慎重審議をした、協議をしましたと言う割には、一番大事なことから、スタートから間違っているんですよ。いいですか。今回の民営化にするにしても、今、最後に出ましたように、玄海幼稚園の方は廃園になるんですよ。その廃園になることからまず説明をしながら、そして理解をもらって、19年になりますよと、審議した結果こうですよというふうな持っていき方をせな、あなたたちは、この3歳児と、そしてこの家庭に対して、この家庭まで、うそをついてやめさせておるんですよ。そう思いませんか、教育長。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  そういうふうに指摘されるのならば、こちらの説明が不足していたのかなと、そういうふうに反省しております。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  私は、この後どうなろうとも、やはり教育委員会代表としてこういった文書を出した以上は、ここの家庭には必ずや教育長がおわびに行く、そういった形をとるべきだというように思います。どうですか、教育長。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  わびに行く、わびに行かないという問題は別にいたしまして、教育委員会として謝罪いたしたいと、そういうふうに思っております。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  私ももうこれ以上責めませんけど、やはりこういった形で、あなた方行政がやるのはいつも、私が最初に、1人やめましたよと言ったでしょうが。それも親の都合でやめたんでしょうというふうな言い方をされましたけど、19年の4月と言うからやめられておるんですよ。これが20年の4月なら、この人はやめる必要はないんですよ、ここに来たかったということで。そういうことを、次に20年にしたときでも、正直言って、あなたたちはこの人たちを忘れとったとでしょうが。こういうことで、次のことに入ればいいと、そういう問題じゃないでしょう。一番大事なことからちゃんとしてもらわんと、父兄も納得いかんし、我々もやっぱり納得いかんとですよ。また、我々も住民の代表として、一応、民営化になれば仕方ない、父兄にもお願いせないかんときもある。だけど、こういうふうなやり方で、私たちが住民の方に説明しながら、納得していただけると思いますか。そうじゃないでしょう。一番大事なことからやってくださいよ。  今回なんて、こうして正々堂々と出すなら、最初にあなたたちが決めて、慎重審議した19年の4月、これで行けと。これで廃案になったら仕方ない、また考えようと、そのくらいの気持ちを出してもらわんと。20年にするなら、3カ月か、あと半年、1年かけても、1年延ばすのならその間に慎重審議をしてくださいよ。そして提案してください。そして20年に決まりました。そうして出すのなら、我々も、住民、保護者に対してもいろんな意見でやりたいというふうに思っております。これはもう出されておるからこれ以上は言いませんけど、あとは少しずつ質問させていただきます。  今回私が質問しました中で、20年の4月になった、この1カ月足らずでこういうふうに変わったんだと、今度提案された理由で、教育委員会の方は、これ、私ちょっと先のことを考えておったので聞き漏らしたかもわかりませんけど、何月何日の委員会で決まりましたということを言われましたかね。ちょっともう一度お願いします。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  民営化の決定は、日にちがはっきりしておりまして、この場で言ったと思いますけれども……。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  20年の4月に決定したということの委員会はいつ行われたのか、再度お願いします。 ◯平川議長  わかりませんか。教育部長。 ◯立石教育部長  後で報告したいと思います。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  これが後になると、私も質問を後にせないかんような形になるとですけど。委員会の日にちぐらいはわかっていただきたい。じゃあ、日にちはちょっと後にして、この20年4月に決定されたのは、どのような順番でされたのか。教育委員会で……、やっぱり日にちが来んとわからんな。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  済みません。7月28日でございます。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  7月28日に教育委員会で決定されたわけですね。そして、それから市長の方に上げられたわけですか。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  事前に、市長あるいは助役あたりにずっと相談をしながら、まず三役会の中で、方向性としてはある程度合意を得まして、そして、その後に教育委員会にかけたということです。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  その前の、19年4月に決めたときは、教育委員会で決めて市長に上げられましたね。今回は、どうして三役に相談してから教育委員会で決定されたんですか。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  幼稚園の民営化の問題は、当然、市としましても大きな問題でございます。ですから、前のときの19年4月につきましても、これは庁議の中で報告あたりはやっておりますし、市長、助役あたりには事前には相談はしておるということでございます。 ◯平川議長
     松本議員。 ◯16番(松本議員)  それでは、今度は先にされたという市長、助役、三役の方にお伺いしますが、19年のときは委員会から上がってきて、今度は、20年には、大きな問題だから財政面がどうなるかわかりませんということでお願いに上がったのか、議会で通してもらうためにはやろうかというふうに来たのか、そこのところをお願いします。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  議会で通すために云々なんていうことは一切ございません。今回、教育委員会の方から20年にと話が上がりました。その中で私自身もお話をしたのは、確かに、19年の時点での募集をしたときの問題というのは、行政側にも非常に問題点があるよと。いわゆる3歳児の方々が、いよいよ最後の年になって、そこを卒園できない形で民間に移らなきゃならんといったことを募集の段階できちっと明記もしなかったし、説明もしていなかったと。そういった点についてはやっぱり問題があるし、そういったことからいったら、1年延ばすことの方が、今回はきちっとその中で明記をすることによって理解をしていただけるというようなことで、私どもも20年、1年延ばすことに賛同したところでございます。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  そういったことで市長が決められた。じゃ、私は教育長にもちょっときついことを。私、ちょっと声が大きいので、なるべく小さな声にしたいというふうに思っておりますが、じゃあ、その時点で、3歳児で1人やめられたこと、そういったことはやっぱり一言も教育委員会からはなし、市長も気がつかなかったわけですか。どうですか。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  正直申しまして、私は、そのことは理解をしておりませんでした。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  やっぱり、教育委員会もそういったことはトップの市長には言うべきじゃなかろうかというふうに思っております。一つの家庭が、方向性がどうなるのか、これは今まだ我々のところにも何も来ていませんけど、今度、新聞あたり……、新聞といえば、また後でちょっと言いますけど、こういった新聞に先に載るわけなんですね。これが新聞あたりに載ったときに、やっぱり父兄、子供たちが、「宗像は何か、おれたちにうそを言うたやないか」というふうな形で、また来んとも限らんわけですね。こういったことのないように、やっぱり全員が納得してから進めていただきたい。私がいつも言うように、特に旧玄海の方は、都会の人と違って、都会の人がばたばたっと二、三歩歩いても、後ろから1歩か2歩しか出ていききらんわけなんですよ。市長のやり方でどんどん進められても、ついていけません。私、最初のときに言ったでしょう、時々後ろを向いてくださいと、そういったやり方をしてくださいと。納得させてくださいよと。これはいつも私がお願いする、また、これが父兄から私たちに、これを言ってくださいというて出てくるのがこの言葉なんですよ。こういったことで、非常に父兄に納得してもらえんようなやり方ばっかりされるが、我々、住民の代表としても、物の言いようがない。こういったけんかをせんとできんというのが正直なところなんです。こういった形で、もしそういった父兄のことがわかれば、やっぱり教育委員会の方もおわびに行くか、教育委員会としてあれを出すべきだというふうに要望しておきます。  それから、今、大変大事なことだから、今回は先に三役にお願いをしながら、教育委員会で決めたというふうに言われました。これは、説明会のときにもこういうふうに言われておりますので、それで結構なんですけど、このときに、現在の負担がどのくらいあるのかというふうに言われて、やっぱり民営化にせんで、今の公立のままでやればどのくらいかかっているのかということで、一応4,500万円ぐらいというふうな金額を出されておりますが、これは間違いないですかね。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  交付税あたりでずっと流動してきますので、大体その辺の金額で間違いないということです。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  この1年足らず、何カ月の間に、この4,500万円というお金を、市長たちにしたら、3歳児に悪かったから4,500万円出していいよと。これは別に市長が出すお金でもないし、教育委員会が出すお金でもない。やっぱり税金から出るお金だろうと思うんですよ。だれも腹は痛まんと思うとですね。こういった形で、4,500万円ちょっとの話の間にできるなら、これを2年、3年延ばしたっていいじゃないですか。どうですか。4,500万円のために子供が嫌な目に遭ったり何したりするとですよ。こんなに簡単に4,500万円出せるとですか。どうですか。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  4,500万円出せるという、今度のいわゆる民営化の問題、これは将来的な宗像市の行財政運営、これを考えたとき、やはり民営化が必要だということに基づいて民営化の方向に持っていくわけですけど、やはり簡単に出せるということではなくて、今まで出しておったということですね。しかし、今から先は、やはり宗像市の将来的なことを考えた場合、思い切ってある程度の行革をやらないと、宗像市本体がゆがんでくるということで、やはり民営化に踏み切るということでございます。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  はい。私、別に納得して「はい」と言ったわけじゃないんですけど、じゃあ、1年延ばして4,500万円が出たからいいじゃないかというふうな言い方もされるかもわかりませんけど、私はそういうふうなとり方はとれません。あれだけ言ったのに、審議もせずに何だと。じゃあ、1年延ばしたらいいじゃないかというふうに簡単に延ばされたというふうにしか私は感じておりません。  それから、ここはもう、少し先に行きますが、園長先生の件ですね。園長先生が2人から1人にされた。その理由が、非常勤ではできないことがあると。だけど、旧玄海町のときからずうっと、何十年とこの非常勤の形でやってきたわけなんですね。それが、合併してから、これは非常勤でできんから、行政から1人送っておけというふうな形にされるのはちょっとおかしくないですか。まして、これが民営化の文書あたりを出していないのならまだわかるんですよ。民営化にしますよと、その年から園長先生をなくす。何でねと。いや、非常勤の先生ではできんことがあるとよと。これでは、父兄も子供も納得せんでしょう。今言われたように、給料だって2人で410万円。1人にしてその倍要る。あなたたちは一生懸命に行財政改革、そう言いながら、1人になって、子供たちが困る、父兄も困る。お金は倍かかりよる。説明してくださいよ。納得いきますか。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  今度、市の正規の職員を配置したということにつきましては、これは民営化とは別の問題、いわゆる管理運営上の責任を明確にするということが目的でございます。  それから、考え方でございますけども、17年度、市全体でたしか13名ほど減をしております。そして、補充は1名もしていないわけですね。その状態から、市の職員を幼稚園の園長に任命をしております。言いかえれば、現有勢力の中から市の職員を園長に充てたと。そうすると、財政的には、いわゆる園長を1名充てたことで、その分をふやしたということにはなっておりません。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  だから、私が今言うように、何十年とできておったのが、今になって、そして子供たちが傷ついてもというふうな形のやり方がちょっとおかしいんじゃないかというふうに言うんですよ。何で、この2年間はいいよと、園長を置いておこうやと、私はもう、今までの園を見ていないからこういうふうなことができるんだろうというふうに思います。  今までの園は、あそこに来たときは園長先生が入り口におって、子供みんなに手を振るんですよ。お母さんたちも前に来るんですよ。「お母さん、何とかさんはどう」と、あそこの園の前で、お母さんたちも一生懸命しゃべっていきます。前の日の、お父さんとの嫌なこともあそこでお互いに話しながら、30分か40分で帰りよる。ああいったコミュニティの場所づくりのためにも、あの幼稚園というのはすごい力を持っていたんですよ。それが何十年続いているんですよ。それを今回、行財政改革、いや民営化、宗像にはない、こういったあれでぽっと切る。子供たちの気持ち、幼稚園に入園したって、僕のところは園長先生がおらん。そういうようなことで、あなたたち、子供たちをまず……。私、いつも言うでしょう。前のときも言いました。教育部はお金のことですか、子供のことですかと。教育長も、子供のことですよと言ってくれました。まず子供たちの気持ちを何で考えていただけんとですか。スタートの時点でおかしいといつも言うでしょうが。皆さんに納得してもらいなさいと。だったら、我々も一緒に行って説得するし、納得していただこうと、そういう気持ちになるんですよ。いつもやり方がそうじゃないでしょう。お金がかかっても、ただ、いや今回はこれで減らしました、何人減りましたと、そういうふうなことで、お金が高くて、運営を1人にしましたよと。こういうことで、あんた、みんなから反発を食うようなことばっかり、そう思いませんか。でも、これも一たんスタートした以上はもうどうにもならんというふうに思いますけど、こういうふうなことそのものがおかしいというふうに思うんですね。  それから、説明会の中での父兄の意見。とにかく、私も一緒に行っておりましたので出ていましたけど、確かに今、少子高齢化になっておるし、介護あたりにかなりお金も要っております。ある父兄からは、確かに高齢者ばかりお金を使わんで、子供たちにも金をかけてくださいよと。この子供たちが、今度ここの宗像市で税金を払うんですよ、そういう意見も出ていたでしょうが。そういった子供を今育てるところなんですよ。こういったことが本当のお母さんたちの気持ちなんです。  そしてまた、私が一番気に入らんのが、これはどこで出されたか、自分が勝手に出されたのか知りませんけど、30日の朝日新聞、ここには「市立幼稚園廃止提案へ 保育料負担を公平化」と、さも天下をとったと言ったら怒られますけど、こういうふうな書き方で、何で今提案されたばかりに、こんなところに出されたんですか。これはだれか話されたんですか。勝手に新聞社が出したんですか。どうですか。 ◯平川議長  教育部長。 ◯立石教育部長  こういった記事につきましては、今回、幼稚園の民営化ということを議案として出します。そうすると、定例記者会見の中で、当然、新聞社側は、これは議案についての質問がございます。その中で説明をしたということです。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  こういったことでも、やはり今一生懸命にお願いをしている父兄から見たら、さも民営化になるよというような記事にしかとれませんというふうな形で、すぐに電話がかかってきて、お願いしますというふうになるんですよ。だから、提案されるのは確かにいいんですけど、やっぱり説明会の方を先にして、そしてやってもらわんと、納得していない方はなかなかわかっていただけないというのが現状と思います。  あと12分ぐらいになりましたし、私、いつもここで読み上げておりますが、今回もまた、地域の方、そしてまた保護者の声として、今回は今の行政のやり方に納得いかないと。議会の方が最終的に決められるなら、今回は宗像市議会の方にもお願いしようということで、PTAの会長さん、そして「存続を求める会」の会長さん、連名でお願いの文書が来ておりますので、まずこれを読ませていただきます。  宗像市議会におかれましては、日ごろより市の発展のため御尽力いただいていることに感謝をしております。  市立幼稚園を廃止する条例案が9月議会に議案として提出されるとのことですが、私たちは、合併直後の総務委員会で問題にされたときから、存続を求める方向で取り組んできました。幼児教育審議会ができれば審議委員にもなり、毎回、傍聴もしました。  答申の内容は、継続について6つの附帯事項、まず1つ目に、財政効率化の検討。財政逼迫と折り合いをつける人件費の軽減を図る事務のアウトソーシング業務の民間委託など、財政効率化の多様な手法の是非について検討されたい。2つ目、保育料適正化の検討。市立幼稚園における保育料は低く設定されている。その公益性を考えても、なお受益が特定の個人に帰着する部分が多い以上、公私の保育料格差は、受益と負担の公平性から問題がある。また、公・私立幼稚園の共存という道を選択する以上、市立幼稚園の低廉な保育料は、条件の均等化の点で問題がある。低所得世帯の経済負担に十分な配慮を行いながら、市立幼稚園の保育料の適正化を検討されたい。3つ目に、市の幼稚園教育のリーダー園としての役割強化。教育要領を基盤に据えた研究園として、私立幼稚園とともに幼稚園教育の発展に努めること。第4、第三者評価導入の検討。5つ目に、存続に当たって統合の検討。6つ目に、上記を行った上で、数年後に、民営化も含め運営形態を再検討されたい。が、ついての存続と民営の両論併記というふうになっておると思います。  しかし、その後、教育委員会においては、短時間、これは2時間30分程度の審議で6つの附帯事項をすべて検討し、民営化を賛成多数で決定しました。これは、検討に当たって何ら資料等の収集もせず、まず民営化ありきで審議されたものと思われてなりません。  主に問題になっている財政問題ですが、園児数は、17年度は旧宗像市域より二十数名いて、今後、市立幼稚園が知られることになればもっとふえる可能性があるし、統合しての経費の削減を図ることもできます。また、保護者負担分を、一部の声ですが、値上げになってもよいというふうにあります。  公立幼稚園のよさは、教師の経験が長く、総合的に教育力がある。地域、県、国レベルで連絡会があって連携でき、保育力が高まる。3つ目に、地域との結びつきが強化できる。4つ目は、小中学校との連携がしやすい、など特徴があります。50年近くの歴史があるせっかくの公立幼稚園を、市は、今までの幼児教育に携わっていないので教育に関する指針がないからといって、今回切り捨てるのはもったいないと思います。教育委員会が教育の理念を立て、市の幼稚園教育のリーダー園として運営していくことは可能なはずです。実行しなければならないと考えています。  議員におかれましては、市の将来を担う人づくりの一環として、幼児教育の大切さを考慮され、御高配くださいますようお願いいたします。  17年の8月に、玄海、玄海東、地島のPTA会長さん3名と、存続を求める会の、これは私の文章じゃないということを、皆さんの声ということを主張しておきます。  そこで、ここにもありましたように、これだけの6つのあれを2時間半、これがどうしても納得がいかんわけなんですね。2時間半で決定され、それが悪ければ、また短時間で、行政の三役に伺いを立てて1年延ばす、こういったことで民営化を進めていこうというこのやり方について、私はどうしても納得がいかないというふうに思っております。  それから、民営化になったときのことを余り聞きたくないんですけど、もう一つだけ、ここで、前の議事録の中からお願いしたいんですけど、私、12月の方だったですかね、6月の方ですか、最初に言ったときと思います。教育委員会と、そして教育長に、「地島のこともよくわかってください。あそこには、全島運動会も行ってくださいよ。冬の体験もしてください」、そういうふうにお願いをしておりました。今回、これについて、もし我々の意見が通らずにできた場合、10月の方ではどうかわかりませんけど、教育委員会としては、教育長、どんなふうですか。運動会に行く気はまだありますか。どうですか。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  地島の運動会については、今のところ、教育委員2名、それから部長3名で行く予定にしております。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  それでは、教育委員長にお願いしますけど、私は冬の体験もしてくださいというふうに言っておりましたが、教育委員会の方ではどんなふうですか。冬の海の体験を、船に乗っていただく。地島がどういった場所かというのを知っていただきたい。これはまた、大島もあるんですね。今回、合併していますから。時間がもう少しありますので、教育委員長、何かお話があれば。 ◯平川議長  教育委員長。 ◯森山教育委員長  私が発言していいかどうかはわかりませんが、教育委員会は、幼児教育が宗像市の隅々まで平等に行き渡るような配慮をできるだけしていっているつもりでございます。委員の方々の議論はそこをしっかり考えてあると私は受けとめております。したがいまして、地島でいろいろ行事があることに対しても、できるだけ参加していただくようにお願いもしております。それから、学校の日などを通して、地島の中をできるだけ幅広く見ていただくようにもお願いしております。9月の学校の日などにも出かけられる方がいらっしゃいますので、またお願いしておきたいと思っております。 ◯平川議長  松本議員。 ◯16番(松本議員)  ありがとうございます。今、委員長が言われましたように、平等ということが出るので、私が体験をしてくださいというのはそこなんです。本当に平等にしてやりたくても、平等にできない場所もあるわけなんですね。そういったところを一応体験してみてくださいというふうな気持ちがありますので、できればぜひ、すばらしいお考えを持った教育委員長が、地島の方に冬の体験をしていただけるような形にお願いをしたいというふうに要望いたしまして、私の質問を終わります。  ありがとうございました。 ◯平川議長  これで松本議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩をいたします。再開を13時といたします。                      休憩 11時58分                      再開 13時00分 ◯平川議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、6番、新留議員の質問を許します。 ◯6番(新留議員)  こんにちは。日本共産党の新留久味子でございます。今回は、2項目について質問を行います。  まず1項目めは、赤間駅南口の渋滞解消と市民の利用しやすい駅前開発について。2項目めは、小学校1年生の少人数学級の継続と2年生までの拡大を求めて。この2点について質問します。  まず、1項目めの赤間駅南口渋滞解消と市民の利用しやすい駅前開発についてであります。  赤間駅南口駅前広場整備事業は、当初予算24億円に対して、最終事業費約25億円で実施され、今年度で事業はほぼ終了といった状況です。しかし、朝7時から8時のラッシュ時には、依然として渋滞は解消されていません。むしろ送迎車両は増加しているのではないかと思えるほどの混雑状態です。駅舎に近いところでは特に混雑し、送迎車両同士が、またバスと競合し、車両同士、接触事故が起きそうな場面もよく目にします。なぜこのような混雑が起きているのか。よく見ていると、車両や人の流れが効率的な流れになっていないことが一つの原因ではないかと考えます。  そこで質問ですが、まず、この事業の目的について伺います。  2点目は、この事業は利用者にとってどのようなメリット、デメリットがあるのか。
     3点目は、さきに述べたように、いまだに赤間駅南口の渋滞は解消されていない状況が続いていますが、この対策として、ロータリー内駐車場の入り口、出口の位置の変更ができないか。また、ほかの対策は検討できないか。この点ですが、きょうはちょっととんでもない大きいあれですけど、傍聴者も含めて見ていただきたいと思って、駅南口のロータリーの部分を平面図で用意してきました。  こちらが自由ヶ丘に行く方向ですから、栄町の方ですね。そこの交差点から、この中が駅になって、こっちが駅舎なんですけど、ロータリーがこうなっています。ここの入り口がまず非常に、この図では私が比較的大きく書いてしまったんですけど、本当はもっと狭まくなっているんです。ここが2車線ぐらいあるのにもかかわらず、ここは1車線ですので、このあたりが大変渋滞をすると。そして、一般車両は、駐車場に入れようと思っても、ここが出口なんですよ。それで、ここが一番混雑をする場所なんですけど、出口を一たん越えて、さらに、混雑するこの部分を抜けないと駐車場に入れないようになっているんです。そしてまた、駐車して人をおろします。そうしたら、出口の方に行ったら、もう一回、この混雑したところを通ってこのロータリーを出るというような流れになっているんです。ですから、できればこっちが入り口だったらどんなにスムーズなんだろうというふうに、一般的に、何も思わなければ、こう入って、とめて、人をおろして、こう出ていくと、私はこれが一番スムーズじゃないかなというふうに考えるわけです。この変更ができないものかというのを一つお尋ねしたいと思います。  さらに、タクシーは9台の待機所があります。しかし、ここには朝、9台以上のタクシーがとまっていますし、本来なら路上は2台という規制になっているんですが、タクシーはこのカーブのあたりまでとまっているのが現状です。そして、ここに送迎してくれば、やっぱり駅舎、エスカレーター、階段付近におろしたいですよね。ここが一番混雑するんですが、ここにバスがとまるようになっていて、この歩道も、バスがとまれないほど一般車両がずっとつながっている。バスがとめようにも、この車両が抜けないととまれない、そういう状況です。ここは、乗り込むところのバスなんですね。だから、おりるバスはここでとまるようになっているんですが、ここに一般車両が既に入っていれば、バスは、おりるところがなくて待っているような状態になっています。ここに1車線停止するわけですけど、今度は、ここがまたずっと車が行き来していますので、このあたりで、出ていくときに本当にぶつかりそうなくらい、はっとするようなことがたびたびなんですね。このあたりの動態が変えられないかということで質問を求めたいと思います。  現在、この部分はシェルター、屋根がかかっているんですが、この設置されているシェルターでは、シェルター内に点字ブロックがはめ込んであるんですが、点字ブロックに沿って歩いてみると、雨にぬれてしまいます。そういうことから、設置の場所の変更が必要だと考えます。この問題については、3点伺いたいと思います。なぜこのような状態になったのか。今後、どのような対策を講じるつもりなのか。設置場所を変更する必要があると思いますが、いつごろまでに変更を行うのか、お尋ねしたいと思います。  次に、2項目めの、小学校1年生の少人数学級の継続と2年生までの拡大を求めて質問します。  今年度から実施された小学校1年生の少人数学級編制によって、従来なら38人から39人といった編制になっていた学級が、25人から26人程度の学級編制となっています。行き届いた教育、さらにきめ細かな指導を行うという点からは、この条件で大きな成果が上がっていると考えます。ことし4月に行われました文部科学省の調査によると、「児童生徒の学力が向上した」、「授業でつまずく児童生徒が減った」、こういった評価をする学校は小学校で98.7%、中学校でも9割以上に上っています。また、「不登校やいじめなどが減少した」、「基本的な生活習慣が身についた」と評価する学校は、小学校で9割、中学校でも8割となっています。また、本市でも、これまで特に推進してきました少人数授業、小さなグループに分けて授業を受ける、そういった形態と少人数学級との比較の調査では、学習面では少人数学級も少人数指導も評価はほとんど変わりませんでしたが、大きく違ったのは生活面です。「不登校やいじめなどが減少したとは思わない」と答えた学校が、中学校で57%、小学校で36%に上りました。少人数学級と比べ2倍、3倍の高さです。特に生活面での指導が求められる低学年には、文部科学省の調査でも、効果が高いと判断できます。  そこで質問ですが、1点目は、今年度から実施された小学1年生の少人数学級について、1学期間を経過したわけですが、その総括を求めたいと思います。また、子供たちや教師の反応について伺います。  2点目は、今年度、少人数学級でスタートしました1年生は、2年生に進級した時点で、今年度対象校となっている3校は38人から39人の学級編制となります。このような状況は教育条件の大きな後退と考えられます。今年度の成果を継続させるためにも、来年度は小学校2年生までの少人数学級編制が検討できないものか伺います。  3点目は、定住化促進の施策の一つとして、特に低学年での少人数学級を検討できないものか。  以上で1回目の質問とします。 ◯平川議長  ただいまの新留議員の質問に対し、1項目めの答弁をお願いいたします。市長。 ◯原田市長  それでは、新留議員の方から大きく2点をいただいております。  1点目につきまして、特に1点目の最初の、この事業の目的はということについて私の方から答弁をさせていただきます。  赤間駅南口の混雑解消と市民の利用しやすい駅前開発についてということで4点の御質問をいただきましたが、今言いましたように、1点目の事業の目的について私の方から、2点目以降については、細かい点でございますので、担当部長の方から答えさせていただいます。  赤間駅の南口につきましては、議員御案内のとおりに、昭和42年から昭和44年までに栄町土地区画整理事業が行われ、昭和46年に駅前広場約2,700平米の整備を行っております。その後、住宅開発が進むにつれ利用者が急増したことから、都市基盤が十分ではないということで対応できなくなりまして、駅前広場や自転車駐車場が手狭になりまして、このため、平成10年に、市民参加により、年間約800万人の利用者の交通結節点としての交通施設整備計画の立案と、福北間の拠点都市・宗像の新しい顔としての中心市街地の整備などを目的にして、赤間駅周辺整備構想を策定をいたしました。これに基づきまして、駅南口については、利用者の利便性、安全性、快適性の向上を図る目的で、南口駅前広場の拡張整備と自転車駐車場の移転整備を施工したところでございます。この結果、駅前の混雑が大幅に緩和され、本市の中心市街地として魅力ある都市景観を形成しており、宗像市のイメージアップにつながっているというように思っておるところでございます。  以下、2項目以降は部長が答弁をいたします。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  残りの部分について、私の方からお答えさせていただきます。  まず、南口利用者に対してどのようなメリット、デメリットがあるのかということでございます。  メリットとしまして、まず1点目、駅前広場の拡張整備により、バスバースの増設やタクシーバースを設置したことによりまして混雑が軽減されたことというように考えております。また、乗降用停車帯の設置、あるいは一時利用駐車場を設置したことによりまして、送迎車両の利用が安全で容易になったことというように考えております。次に、2点目ですけども、西側に新たな階段の設置、エレベーターの設置、それからエスカレーターを設置したことによりまして、混雑しておりました駅舎への上り下りを解消し、バリアフリーにしたことで、すべての人々の利便性が向上したことだというように思っております。それから、3点目ですけども、自転車駐車場の整備によりまして、盗難や風雨による転倒等を防止でき、また、雨天時の利便性が向上したことだと思っております。それから、4点目ですけども、宗像市の中心市街地として総合的に景観が向上し、市を訪れる人たちへ町をアピールでき、イメージアップにつながっているというふうに考えております。これがメリットでございます。  次に、デメリットでございますけども、特にはないというふうに考えますけども、利用者の立場から考えますと、自転車駐車場の利用者に対して応分の負担を求め、有料としたことではないかというふうに考えております。  それから、3点目ですけども、渋滞が解消されていないということで、変更できないか、何か対策はないかということでございます。  ロータリー内駐車場の入り口と出口の位置につきましては、計画段階で県警本部交通規制課と協議の結果、道路交通上の観点から決定したものでございまして、今のところ変更はできないものと考えております。  一時的な混雑の解消につきましては、その要因でありますタクシーの乗降場、これは2カ所ありますけども、これ以外に、タクシーをとめて客待ちをされております。五、六台ありますね。また、自家用車ができる限り駅に近いところで乗降するということが原因ではないかというふうに考えております。タクシーにつきましては、再三、タクシー協会に改善を求めておりますけども、いまだ改善がされておりませんので、今後は、警察と協力して周知徹底を図っていきたいというふうに考えております。自家用車につきましては、乗降停車位置の確立やマナー等の向上の活動によりまして緩和できるのではないかと考えております。また、その他の方法としましては、ロータリー出口の車線のとり方ですね。この部分は、現在、右折、それから直進、左折の2通りの表示でありますけども、これを、右側の方1本を直進と右折、それから左側の方を直進と左折の道路標識に変更することによって、それと、赤間大橋まで4車線化をすることによりまして、1回の信号で多くの車を駅から排出するというふうに考えております。こういうことで混雑緩和が可能ではないだろうかということですね。このようなことから、道路構造を変更しないで、車線の変更表示等を行い、4車線化が可能かどうか、関係機関と現在協議を行っているところです。  4点目、シェルターの関係ですけども、なぜこのような状態になったのかということですけども、設置場所につきましては、計画段階で身体障害者協会の方や警察と協議をした結果、雨の日はシェルターの中を多くの駅利用者が通行することから、シェルター内に点字ブロックを設置することは、視覚障害者にとっては危険であり、また、シェルター内は通常、バス、タクシーの利用者が多く待機しており、シェルターの柱もあるということから、通行する上で危険を感じられるというふうなことでございました。このようなことから、シェルターの柱より1メートル離れた場所に点字ブロックを施工しております。コーナー部分の4カ所については、曲がり角を多くつくることにより、視覚障害者にとって利用しにくくなるおそれがあることから、経路をできるだけ簡略化し、視覚障害者の方々が利用しやすいように配慮したところから、一部でシェルターから完全にはみ出しているというふうな状況になっております。  それから、2)今後の対策と、それから変更ということでございますけども、シェルターからはみ出しているコーナーの点字ブロック4カ所について、一部の方より意見をいただきまして、改善する方向で検討を行ってきましたけども、その方法につきまして、再度、身体障害者協会と協議し、確認し、意見を伺った結果、視覚障害者が雨天時に外出する際には必ず雨具は携帯するので、シェルターの外に点字ブロックがはみ出していても特に支障はありませんということでございます。それから、シェルター内を歩行すると、一般の健常者の方が多くおられて恐怖感があり、シェルター内より少し離れたところを歩行した方が安全であるとの回答を得ました。したがいまして、現在の点字ブロックのままで変更はしないということにいたしております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  事業の目的についてでありますが、市長の答弁の中に、混雑が緩和されイメージアップにつながる、こういった事業の目的が述べられましたが、実際、多分、担当の執行部の方も調査に行っていると思いますが、混雑の緩和について、現状等どう思われますか。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  この混雑につきましては、先ほど申しましたように、第一の問題は、やっぱり運転者のマナー、ここに一番あるというように思っております。と申しますのも、私どもが実態調査をした中では、特に送ってこられる方が、前の方にバスとかがとまっておると、あそこは2車線ありますけども、車線の右側の方にとめられるとか、あるいは車を斜めに突っ込む車、そういうことがありまして渋滞が起きているというふうな状況でございました。先ほど話がありましたように、当然バスもその枠の中にとめていないとか、あるいは、タクシーが、本来は2台しかとめられないのに、5台、6台置いておるというふうなことも渋滞の一つというふうには考えております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  確かに、マナーの悪さも目につくのはそうなんです。ただ、例えばバスの専用レーンというふうに明確にレーンが記されているとか、自家用車はそこには進入できないとか、そういった表示が明確じゃないんですよね。それと、駐車場に入りたいけど、さっきも図で説明したように、出口を通ってからでないと駐車場に入れないと。せっかく一時駐車の、しかも30分無料の駐車場をつくったのは、そういった送迎の方が、そこでおろして、なおかつ駐車場から駅舎まで歩道をつけてあるんですよね。朝の貴重な時間はそこを歩くのももったいないということで、かなり駅舎の方につけてきているんですけど、市民には、どこに自家用車をとめていいかというのが、見ていると余り明確じゃないような気がするんですよね。ですから、そういうマナーを徹底させたいのであれば、そういった表示をもう少し明確にするとか、広報で、かなりこういう状況があるということを啓発するとか、そういった手だてをとるべきだと思いますが、どうでしょうか。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  そうですね。私どもが今考えておりますのが、自家用車につきましては、チラシとか、あるいは広報、あるいはまた看板の設置、こういうものもやりまして、皆さんにマナーを守っていただきたいというふうな周知徹底はやっぱり行っていきたいというふうには考えております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  それで、済みません、裏側は何もないんですけど、ここの西側の方、こっち側ですかね、駐輪場がありますよね。2階建ての駐輪場がこの西側の方にあるんですよね。この西側の方の駐輪場のこのあたりに、バスが一時期とまっていたんですよ。そうすると、西側の階段、自由通路ですね、それを使って駅舎の方に行くと。エレベーターがある方ですね。そういう流れに変わってきていたんですよ。ところが、本当はここはバスがとまるところじゃないということで、多分、市の方からも指導が行ったんだと思うんですけど、西鉄バスは原則どおりここでとめるようにしたんですよね。そうしたら、当然のことですが、この西側の自由通路の乗客はほとんど少ないというか、こっち側に流れがぐうっと変わってきているんですよね。そういった意味からも、人の流れだとか、車の流れをもう一度検討して、警察との協議も、このあたりの、ここは入り口も物すごく入りにくいんですよ、駐車場の入り口がですね。とても曲がりにくい。そして、この出口も物すごく出にくくて、料金を払うときにも物すごい出にくい。ここに車が送迎でとまっていれば出れないという状況も実際はあるんですね。ですから、計画段階での警察との協議でこういった駐車場の出入り口の決定をされたと思うんですが、今の状況を見て、再度また警察の協議も重ねていってほしいというふうに要望しておきたいと思います。  私、先日、警察の方に伺いました。明確な回答はまだ得ていませんが、確かに、今部長の方から言われた栄町から入ってくるここは、道路の幅としては4車線の幅があると思うんですよ。ゆめタウンの前あたりまでは、ここは4車線になっていますよね。ですから、ここは4車線が可能なんですよね。警察の方もそれは前向きに考えるということでしたので、市としてももう少し細かく、その辺の4車線化を現実的にするようにですね。そうすると、この渋滞が少しはけると思うんですよね。ですから、今は事業がほぼ完成になってきましたけど、実際、現状と比べてどうなのかと。この事業の目的は渋滞の緩和にあったわけですから、そこが解消されていない部分があれば、引き続き協議をしていくということを提案したいんですけど、どうでしょう。4車線化も要望しておきたいんですが、どうでしょう。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  当然、私どもも現状を把握していますので、改善できる部分はやっていきたいというふうに考えております。  まず第一に、先ほど申しましたように、自家用車ですか、こういう方に対する指導の徹底とか、あるいはタクシーの停車場が2台ありますよね。要するに、ああいうところもうちの方で指導を行って、それでもなおかつ聞いていただけないということであれば、あの部分を外すとか。外した場合は、今度は駐車違反になりますのでね。だから、そういうところも今、警察の方とも協議を行っているところでございます。  それから、4車線につきましても、私ども、今もう実際に図面を宗像警察署の方に出しております。その中でまたいろいろ検討されると思っておりますので、できる分については、私どもは早急にやっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  じゃあ、要望をよろしくお願いします。  それと、シェルターについての質問なんですが、このシェルターは、そもそも何のために設置をされたんですかね。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  端的に言いますと、利用者の利便性を図るということでございます。バスの停留所、あるいはタクシーの停留所ですか、そういうところにたくさんの方が待っておられますし、また駅利用者、こういう方も、やっぱり雨天時、雨にぬれないように、あるいは日差しよけですか、こういうことを目的として設置いたしております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  そうですよね。大体、屋根をつけるというのはそういうことだと思うんですよ。先ほど、この事業の利用者にとってメリット、デメリットはというふうに質問をしたと思うんですけど、そのメリットの中にも、明確に、西側の自由通路、それからエレベーター、エスカレーターの設置、そしてシェルターの設置のことを挙げられましたよね。すべての人に利便性を保障すると。すべての人というのは、健常者も含めて、障害者の方ももちろん含めてというのを指していると思うんですけれども、確かに、安全が確保できなければ、雨にぬれてもいいと思われると思うんですよ。転ぶよりも、体がぬれても歩行を確保したいというのは、視覚障害者の方は確かにそうだと思うんですね。安全も確保できて、なおかつ、このシェルターを設置した意図、この機能性も十分に活用できる対策を私は講じるべきだというふうに思いますけれども。  私、そもそもこの問題を知ったのは、障害者の方からお声をかけられたわけじゃないんですね。あそこでタクシーの運転手さんが待機をしていますよね。タクシーの運転手さんが、そういう方をごらんになって、シェルターがあっても障害者の方はぬれているよということを聞いたんですね。私、障害者の方は、本当に安全が確保できなければ、やっぱりぬれてもいいと思わざるを得ないと思うんですよ。ところが、はたから見ると、景観、イメージアップ、そういうふうに言われましたよね。赤間駅は本当、玄関口ではあるわけです。そういうところで、障害者の方が雨にぬれて歩いているというのはやっぱりどうかなと。片方の手ではつえを持たなきゃいけない。そしてなおかつ、傘ということはないでしょうけど、レインコートなんかを常備されるということでしたけれども、そういった意味では、本当に人に優しいまちづくりを手がけている、玄関先からそういったことが見えるようなまちづくりを進めていってほしいなと思うんですよ。  それで、シェルターの柱から1メートルないと安全が確保できなければ、シェルターの幅を広げるなど、最大限努力をするべきだと思うんですね。協会の方から要望が上がれば、再度そういったことも検討してほしいと思いますけど、どうでしょうか。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  私どもも、やっぱり計画段階からそういうことで、シェルターと、それから点字ブロックですか、の設置につきましては、協会の方と話をさせていただいたんですけども、やっぱり一番問題になるのが、雨が降りよるときに、健常者が中でぬれなくて、じゃ、障害者の方は安全性を配慮してぬれてもいいのかというふうなこともあると思います。ですから、そういうところから、一番問題になるのがシェルターの曲がりの部分だろうというふうに私は考えていますので、そういうところに関して、協会の方から考えてくれとかいうふうな要望が出れば、そのときには再度また検討したいというふうに考えております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  よろしくお願いします。  資料要求をして、駅前広場の整備事業の予算の大枠を聞いたわけですが、シェルターのこの事業は、当初1億5,000万円の事業予算になっているんですが、最終事業費としては6,300万円になっているんですよね。そのあたりは、2分の1ぐらい減っているということなんですけれども、その理由はわかりますか。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  御存じだと思いますけども、駅をおりてから、中央部分から左側にずっとシェルターをつけていますね。当初計画では、あれをずっと右側の方、西側の方まで計画はされていたんですけども、警察協議の中で、あれは通路だというところから、その部分がだめだということで事業費も少なくなったし、シェルターの距離も短くなったということでございます。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  わかりました。じゃあ、西側の通路にはもう設置の予定はないということでいいわけですかね。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  現在のところ、警察の方の考え方が変わらない限りは無理じゃないかなというふうに思っています。ただし、今後いろいろ協議していく中で、可能ということであれば、またそれも考える必要はあるかなというふうには思っています。  以上です。
    ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  済みません、通告にはないんですけど、シェルターの件で言えば、教育大に小さいシェルターがあるんですけど、あそこはひびが入っていて、雨漏りをしている状況なんですよ。担当の方にも見に行っていただいたと思うんですけど、補修の件、済みませんけど、その後の進捗状況を教えていただけますか。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  あれは、何かもう鉄骨部分が腐食しておって、全体的にやりかえると相当に費用がかかるというような話を聞いております。そういうところから、今年度はとにかく上の部分、傘の部分の補修を行いたいというふうには考えております。  以上です。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  とりあえず応急処置として雨漏りには対応していただけるということですので、ぜひよろしくお願いいたします。予算もかかることですけど、ぼろぼろになって、倒れて事故でもあったときには大変ですから、その辺の耐久性もかんがみて、その後の補修は検討していただくように要望しておきたいと思います。  先日、南口にモニュメントが設置されました。皆さんももう御存じかもしれませんけれども、私も、突然大きなモニュメントができて、「えっ」とちょっと驚いたんですけど、一体あそこに何ができるのかなというふうには思っていましたけれども、かなり大きな彫刻が設置されているんですけれども、利用者からは余りいい評判を聞かないものですから。例えば、こんな声なんですよ。あんな彫刻の置物もいいけれども、みんなが休めるようなベンチがほしいなと。ちょっとした丸い石とか、そういった、いすにも使えるようなものがほしいなというような声も実際上がっているんですね。  あのモニュメントの費用なんですけど、この駅前広場の整備事業の中には組まれていないんじゃないかなと思うんですけれども、それとは別枠で組んであるんだったら、おおよそ幾らぐらいの費用がかかっているのかお尋ねしたい。 ◯平川議長  都市建設部長。 ◯吉永都市建設部長  モニュメントの設置費用で約220万円ぐらいだったですかね。それから、モニュメント、石ですね、あの材料費で約420万円ですか。総額で660万円ぐらいだったと思います。ちょっと待ってください。(「おおよそでいいですけど」の声あり)大体それぐらいだと思います。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  確かに芸術性も高いものかもしれないです。教育大の先生が御苦労されてつくられたということですから、その芸術性には評価をしたいと思うんですけれども、600万円ほどの事業費がかかっているんですね。私、多分、イメージアップにつながるということで設置されたんだろうとは思うんですけど、利用者の利便性とか、そういったものも考えながら、そういう立場に立って事業に取り組んでほしいというふうに思います。  今までも、過去にこういうことがあっているんですね。駐輪場の自転車を置くところがあるんですけど、タイヤを置くところの幅が狭くて、普通の自転車だったら対応できるけど、マウンテンバイクというんですかね、タイヤの幅が広いのは自転車置き場に置けないとか、それから、自転車によってはハンドルの幅がかなり広いのがあって、隣とくっついて置けないとかですね。現場の声を聞けばすぐわかるようなことが、実際そうなっていなくて、そこに多額の税金がかかっている。駐輪場は6億2,300万円ほどかかっているんですね。それとか、部長の答弁でもありましたけど、有料化になって利用者も少ないというのも、私は一つ大きな原因だとは思うんですけど、2階建ての駐輪場が果たして必要だったのかなと。1階でも埋まらないのに、2階はがらがらあいていますよね。しかも、エスカレーターというんですかね、自転車を置いたらぐうっと機械で上がるような、そういうのまで設置していただいているんですね。ただ、その必要性だとか利便性だとかいうのはよくよく審議をして、現場の声、利用者の声なんかを、要望をやっぱりよくよく収集して、事業に着手してほしいと思うんですよ。今後、北口の開発に伴って駐輪場とか検討されると思うんです。その際、どんな自転車でも置けるよというようなものをつくってほしいと思うんですよ。本当に利用者が、つくってもらってよかったと、大変便利になったというふうな声が上がるような事業に着手してほしいと。南口の渋滞の解消も、実際やってみると、机上の上ではこうだったけど、若干やっぱり流れが違ってきていたりとかして、何点か指摘させていただきましたけど、混雑も緩和できていない部分もあると思うんですね。同じような間違いを繰り返さない、そのような意味で、ぜひやってほしいと思いますけれども、そういった点では、市長、どうでしょうか。北口の開発に伴って。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  議員おっしゃるとおり、利用者の利便性というのが最も大切なことだろうと思います。景観とかそんなことだけにこだわるのではなくて、北口についてもそういったことを十分に勘案しながらやっていきたいと思います。 ◯平川議長  じゃあ、2項目めの。 ◯6番(新留議員)  では、次に2項目めの答弁をお願いいたします。教育長。 ◯川崎教育長  新留議員より、少人数学級について3点御質問が出ておりますので、私の方でお答えしますが、2点目と3点目については同じような内容でございますので、一括してということで説明したいと思います。  1点目について。今年度から実施された小学校1年生の少人数学級について、1学期の総括を求めると。それから、子供たちや教師の反応はという御質問でございます。  現時点では、全体的な学力向上についての評価はできないけれども、1番目に、学習内容習得でつまずいている児童の早期発見ができると。2点目に、学習や生活基盤が身についていない児童の個別指導ができると。それから3点目に、保護者との連携を密にすることができると。少人数にすることによってそういう効果が出ているということは、実施した3校が同様に効果を認めているところでございます。また、子供たちの反応については、これまでよりも少人数での学習運営になったことで、よりきめ細かな指導がなされ、プラスに働いたのではないかというふうに判断しているところでございます。  教育委員会といたしましても、学年1クラスの場合での35人学級実施上、検討すべき課題もあると認識しております。しかし、家庭での生活習慣や学習規範等が確立していない1年生において、指導上効果があると考えておりますから、今後とも、1年生の35人学級を継続していきたいと、そのように考えているところでございます。  2番目と3番目について一括して答弁させていただきます。  今年度の35人学級の実施は、議員も御承知のとおり、県が進める少人数学級編制に関する指定研究との位置づけで行っております。その目的は、学習態度の基礎づくりなど、学校活動での基礎、基本を身につけることを主たる目的、そういうものを推進するということになっております。そのことについて、学校運営面での効果が出ていると考えております。が、その他の面については、効果はまだ検証の余地が残っていると判断しています。したがいまして、1、2年生での35人学級については、今年度の検証結果、そういうものを見るとともに、財政面を含めた検討をしていきたい、そのように考えております。  以上でございます。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  じゃあ、確認をしたいと思うんですが、来年度の小学校1年生は、35人を超える学級については今年度と同じような形で少人数学級を編制するということでいいんですかね。その確認と、来年度はどこの学校がその対象になりますか。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  2点あったと思いますが、1点目、来年度の1年生については少人数学級を実施するということでございます。  それから、来年度、今のところ赤間小学校の1年生、河東小学校の1年生、東郷小学校の1年生、南郷小学校の1年生の4校が該当すると思います。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  ありがとうございます。  1学期間だけでも大変多くの成果が出てきていると私も思っています。実際、ことし、自由ヶ丘小学校と河東小学校で懇談会をさせていただきました。その中で、今現在1年生の担任の先生と、それから管理職の校長先生もしくは教頭先生とお話をさせていただいたんですけれども、かなりの成果が見えてきています。具体的には後で申したいと思いますが、この1年生の少人数学級を、また来年度も継続していただけるということで、私、赤間小学校の校区なんですけど、何と来年は6クラスなんですよね。校舎を建てても、またクラスが足りなくなるという中でもこの少人数学級に着手していただけるということで、私も高く評価をしていきたいと思います。  しかし、先ほど教育長から述べられました成果、例えば、つまずいている子を早期に発見できると、これは大切なことだと思うんですね。低学年の間に、まずつまずきを発見する。そこにきめ細かな指導をするということは、学習面の向上につながってくると思うんですよね。それと、生活指導を個別にできる。これは1年間だけではなかなかなんですね。やっぱり、赤間小なんかは1年ごとにクラスがかえられるんですけど、1、2年で低学年というふうに見ている学校がほとんどだと思うんですけど、この1、2年でどれだけ集団生活の規律、それから集団生活のマナー、そういったものを、生活指導ですよね、この一、二年かけて十分やっていけるかどうかというのが、その後の高学年に大きく影響をしてくるというのを、今度の懇談会の中でも先生たちが明確に述べてありました。  デメリットもお尋ねしたんですけれども、その他の面は検証の余地があるというふうに言われましたけれども、実際現場に行ってよくよく聞いてもらったらいいと思うんですが、どの学校も、デメリットはなしだということを言ってありました。これは管理職、教頭先生なんかも含めてそのように言ってありました。この少人数学級がいかに低学年に効果があるかということがここで立証できると思うんですけれども、残念なことに、2年生になればまた40人近い学級になるんですね。今現在、少人数学級で対応している小学校1年生の保護者がとても不安に思ってあるんですね。  例えば、水泳の指導なんですけれども、学年に3人の先生がいる場合と、2人しか先生がいない場合、そうですよね。自由ヶ丘なんかも、今3クラスあるんですけど、これが少人数学級じゃなくなれば2クラスになるんですね。そうしたら、学年全体を2人で見るのと、3人の目で見るのとでは全然違うというわけですね。プールサイドに1人、プールの中で2人指導ができるということなんですね。それから、これは2年生には関係ないかもしれませんけれども、下校時の指導、これも3人で分担するのと2人では全然違う。どこかで事故でもあったときに対応ができないというわけですね。ですから、学年の人数が1人違うだけで、指導のあり方が全く違うということなんですね。  それと、私、今度の懇談会の中で非常に問題に思ったのは、私もびっくりしたんですが、今、一斉指導が、特に低学年、2年生のクラスでもそうなんですよ。2年生の子どもでも、集団の規律が低学年で身についていなければこういうことがあるというんですけれども、まずランドセルを片づけきらんと。朝来て、自分の持ち物を片づけられない子が物すごく多いということですね。一斉の指導が成り立たないということですから、例えば、「今から算数のお勉強をするから、数のおけいこを持っていらっしゃい」と言って、持ってくるのは数人だというんですね。じゃあ、子供たちはどうしているんですかと聞いたら、ちゃんといすに座って聞いていると。だけど、先生の話がわからんとか、理解できていないとか、聞き取れていないとか。「え、何て言ったと」と。だから、「だれだれちゃん、数のおけいこを持っておいでって先生言ったやろう。持っておいで」と言えば、ちゃんと持ってくるというわけですよ。「だれだれちゃん、数のおけいこを持っていらっしゃい」と言ったら持ってくる。そのくらい一斉指導が成り立たなくなってきていますというお話を聞いて、私もちょっとこれには驚いたんですね。  今の子供たちの生活を見ていると、やっぱり集団で遊ばないんですよね。公園で子どもたちを見ていると、何人か寄っているんですよ。だけど、その寄っている子どもたちが、じゃあ、かかわって遊んでいるかといったら、私たちなんかは鬼ごっことか、かくれんぼとか、缶けりやらよくしよったんですけど、今の子供は、そういうかかわって遊ぶような遊びをほとんどしていないんですね。じゃあ、何をしているかというと、一人一人が自分たちのテレビゲームを持ってきて、カセットというんですかね、あれを交換し合ったりとかして、それで辛うじて時々会話をする、そういう感じの遊び方なんですね。  ですから、私、本当に集団の規律、こういったものを学ばせるには時間が必要だというのを物すごく感じたわけですし、学習以前のことが確立していないということを小学校の先生がはっきりおっしゃっていました。このようなことは低学年の間にしっかり確立させたいんだと。そのためにも、先ほど教育長が言われたように、生活指導が個別にできる、こういった学級編制が極めて重要なかぎになってくるんじゃないかなと思っています。  それと、これは公立幼稚園の民営化が今議会でも提案されていますが、幼児教育の共通の体験がなくて、子供たちがばらばらの体験をしてくる。それはあっていいと思うんですけれども、例えば、価値観が全然違って、泥んこで遊べる子と、全くそういう活動をしていない子、いろんなばらばらの体験で入学してくるから、話を聞くことだとか、そういう、集団生活で身についておかなければならない最低限度のもの、それから衣服の着脱、そういったことができていないまんまに入学してくるというわけですね。  ですから、私、公立幼稚園の必要性をこのあたりでも物すごく感じたんですけれど、幼児教育とは何ぞやということを、保護者にも、教師にも教えるような機会が必要になってくるんじゃないかなと思うんですね。それで、2年生までの少人数学級の編制をぜひとも検討していただきたい。そして、定住化促進の施策の一つとして、宗像市はこういったことをやるよということを言ってほしいと思うんですけど、この近辺で、2年生までやっている自治体はどこですかね。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  古賀がやっていると聞いておりますけど。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  そうですね。古賀も福津も考えるということになっています。  それで、きょう、もう時間が余りないのであれですけれども、教育長は財政的な面を考慮したいということをおっしゃっています。今、弾力化の措置で小学校1年生は少人数学級になっているんですけれども、今いる指導工夫改善の先生を担任に配置がえしていいという方法ですよね。そうなれば、新たに先生を新しく雇うというような予算措置になっていないと思うんですよ。そのあたりでは、1年生と2年生までそういった措置が使えるという幅になっていますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思うんですけど、財政面からでは、こういった方法をとるということではどうでしょうか。 ◯平川議長  教育長。 ◯川崎教育長  時間が余りありませんのではしょった話になろうと思いますけれども、今のような形で指導工夫改善教員を使って1、2年生を活用するという方法が一つあろうと思います。そうなってくると、例えば河東小の場合は、1年生も2年生も指導工夫改善教員をと。今配置されているのは1名ですよね。だから、そういうことになってくると、よそから1名もらってくるというようなことが一つ、方法としてあります。それから、もう一つは、市単独で常勤講師を雇うというような形があろうと思います。  そういうことも含めて、それから、課題としては、指導工夫改善教員をはぎ取られたということで、今までやっていた少人数学級とか、学力向上とか、習熟度別指導というものが弱体化したと、そういう報告もあるわけですね。今、研究指定を受けて、1年後に研究結果を出すようになっています。ですから、そういうものも検証して、それから、先ほど言いましたように、そういう財政的な方法もあります。いろいろなことを検討して、先ほど言いましたように、いい面は確かにあるわけでございますので、そこら辺を総合的に検討して、今後考えていきたいと、そういうように思っております。 ◯平川議長  新留議員。 ◯6番(新留議員)  残り1分となりましたので、ぜひ、今年度出した成果を最大限継続して、なおかつ、これが充実するように要望を添えて、質問を終わりたいと思います。 ◯平川議長  これで新留議員の質問を終了します。  ここで暫時休憩をいたします。再開を14時5分といたします。                      休憩 13時55分                      再開 14時05分 ◯平川議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、22番、河東議員の質問を許します。 ◯22番(河東議員)  皆さん、こんにちは。本日4番目の質問者でございます、新緑風会の河東義次でございます。今回、大きく2点についてお伺いをいたします。  1点目は、曲地区にございますし尿処理の新規契約について。2点目は、月に一度の日曜日の開庁はできないかということについてお尋ねをいたします。  まず、1点目の宗像清掃施設組合、曲地区にありますし尿処理の施設を当分の間使用できないかについて質問をいたします。  今や国、地方ともに財政は年々厳しくなり、先日の報道では、国、地方の借金が合わせて1,000兆円を超えたとの報道もあったようでございます。その中にあって、国からの交付税、そしてまた補助金の大幅な削減が今後も引き続きなされるというふうに思っております。厳しくなることは火を見るよりも明らかでございます。そういう中にあって、なぜ今、前処理施設の建設を急がれるのか。市長に、その急がれる理由についてお伺いをいたします。あわせて、建設費と経費についても、どれぐらいかかるのかをお尋ねをいたします。  私は、本市の財政につきましては、他市に比べて大変よいというふうに理解をいたしております。しかし、先日の「アクションプラン」で示されました数字は、向こう10年間で130億円の財源不足。そして、宗像市が大変大切にしてきた財政調整基金、これも5年間で枯渇をする、ゼロになるといったような報告を受けたところでございます。一部の感情論で物事を判断すると大切な税金のむだ遣いになり、じんかい処理施設と同様に、1つでよい施設を2つに分けてつくり、そしてまた、それを市民に痛みを押しつけるといったようなこととなると私は確信をいたしております。  私は、3月議会の一般質問で、この問題についてお尋ねをいたしました。ちょうどその時期が福津市の新市長の選挙後でございまして、市長は、福津市の新市長の中で、お話があれば地元とお話をするかもしれませんという、私に対する答弁もございました。その後、福津市の新市長になられました池浦市長が本市にお見えになり、処理施設の使用を打診されたが、その後、市長のお考えをお尋ねをいたします。また、曲の施設の耐用年数、これについても、どれぐらいと試算をされているのか、あわせてお尋ねをいたします。  次に、前処理施設の建設に当たっては、河東地区との協定書を交わされているというふうに御説明をいただきました。この効力についてお伺いをしたいと思います。  次に、2点目の、月に一度の日曜日に開庁できないかという質問に入らせていただきます。  地域分権から地域主権への大きな流れの中で、本市はいち早く地域のコミュニティを立ち上げ、「地域でできることは地域で」を念頭に頑張っていただいておりますが、行政でないとできないこともたくさんございます。そこで、月に一度、日曜日に、1部署か2部署を開庁していただくには費用がどれぐらいかかるのか。また、私も、このことについては費用対効果も考えなくてはなりませんし、1日開庁して費用がどれぐらいかかるのかをお尋ねをいたします。私は、方法はいろいろあると思っております。例えば市民協働部と総務部の開庁で費用はどれぐらいになるのかについてお尋ねをいたしまして、1回目の質問を終わらせていただきます。  ありがとうございます。 ◯平川議長
     河東議員の質問に対し、執行部は1項目めの答弁をお願いいたします。市長。 ◯原田市長  それでは、河東議員の御質問の大きな1項目め、曲地区のし尿処理施設の存続についてということについて4点御質問があっております。それぞれ答弁をしていきたいと思います。  前処理施設の建設費の総額ということでございます。この建設につきましては、以前、予算第1特別委員会でも御説明を申し上げましたように、概算で3億円ほどかかると考えております。  2つ目に、福津市の新市長が誕生して、新市長の池浦氏が打診をされたということですが、私の考え方はということでございます。これにつきましては、昨日も全く同じような御質問がございました。答弁をしましたとおり、私どもは、和解勧告を本当に真摯に受けとめております。判決と同じものだという受けとめ方をしておりまして、この和解勧告にのっとって、現時点では粛々と前に進ませていただいておるところでございまして、ただし、御相談がありましたので、全くきのうと同じ回答になるんですけれども、今までいろんな形で一緒にやってきた福津市のことでございますし、そのことについても十分考えていきたいと。どこかの時点で政治的判断をしていきたいというお話を昨日も答弁させていただいたとおりでございます。  それから、曲区の処理施設は何年くらい使用できるのかという試算はということでございますけれども、和解条項によりまして、御案内のとおり、平成20年の9月までに使用期限となっております。そういったことで、その後の使用年数については、本市ではまだ特にきちっと試算をしておりません。  それから、最後の4番目でございます。前処理施設建設に当たって、河東地区との覚書ということでございますけれども、宗像最終処理場内でのし尿前処理施設の建設に当たっては、河東地区との協議は完了しておりまして、既に協定書を締結をしておるところでございます。  以上でございます。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  市長もお答えになりましたように、きのうの答弁とほとんど一緒でございます。私も、2回目の質問になりますので深く追及はするつもりはございませんけれども、市長は、市郡は一つというようなことで、合併を想定したいろんな物事を進めていきたいというようなお話も常々伺っております。そういう中にあって、福津市の市長さんがお見えになって、継続的に使用はできないかというようなお尋ねがあったやに伺っておりますが、市長はこのことについて地元に御相談されたのかどうか、これをお伺いいたします。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  福津市の市長と議長がお見えになった後には、まだ地元、曲との話は一切やっておりません。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  せっかく福津市の新しい市長さんが誕生して、本市にお伺いをして、原田市長に直接面談をされて、そして継続使用のお願いだったというふうに理解をしていいと思いますけれども、そういう中で、今、原田市長は清掃施設の組合長でございますし、そういう点から、地元になぜ行かれなかったのか、いろいろ理由はあるかと思いますが、まずその本心をお伺いいたします。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  まさに理由はいろいろあるんですけれども、一つには、御案内のとおり、局長が病気で入院をしておりまして、それで、やっと退院をしてきたようでございますけれども、そのことも一つございましたし、私自身もちょっと入っておったもんですから。そういったこともありまして、なかなか行く機会もございません。そして、この議会が始まってきたということもありまして、また、曲区とは、いわゆる事前説明会を何度かやっておりますし、私もこれは積極的に参加させていただいて、説明会に行っております。前回の説明会のときに、今後何らかの変化があったときには、そのことについて説明に参りますという約束もしております。そういった意味で、曲区もそれなりに、何かあったときには必ず行くということにしておりますので、こういった申し入れがあったよということについては、できるだけ早い機会に、組合長として私はまた曲区に行く準備を今しておるところでございます。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  ありがとうございます。市長も体調を壊されて、今、養生期間というような時期ではなかろうかというふうに理解はいたしておりますけれども、イエス、ノーをできるだけ早く地元にやっぱりするべきだろうというふうには思っております。  それでは、2点目の工事費につきましては、以前、ずっと前ですけれども、ある業者に見積もりをされたというふうな情報を伺っております。このときの見積もりによりますと、かなり高い金額だったように思っております。しかし今回、建設その他、機械も含めてでしょうけれども、3億円というはっきりした金額を、今、市長の方から示されました。これにつきまして全く間違いないのかどうか、もう一度、念のために答弁をいただきたいと思います。  よくあることでございますが、一応、私どもは3億円と聞いております。前回の全協でも3億円という説明もございました。これに、今、市長の答弁では3億円ということですから、恐らく間違いないと思いますけれども、これ以上かからないのかどうかを再度お願いいたします。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長  建設費につきましては、あくまでも概算でございます。設計をして算出したわけではございません。ただ、既にある類似施設とか設備業者からの聞き取り、コンサル等の聞き取り調査によりまして、3億円あれば建設できると、このように判断をいたしております。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  確かな金額ではないというお話でございますけれども、いつも、これで大体事業が完了しますというような大まかな予算が出ます。それには、やっぱり一定の見積もりなり試算があるはずでございます。それをなしに、ただ、今部長がおっしゃるように、よそでこれぐらいでできたから、これでできるだろうというような、そういうようなあいまいな報告を大体議会にされていいのでしょうかね。ここら辺をちょっともう一度お願いします。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長  このし尿処理施設のスケジュールにつきましては、昨日も申しましたように、本年度、設計委託をいたしまして、基礎調査からやりたいと、このようにずっと申し上げておったわけでございますけども、この3億円につきましては、議会からたって、どのぐらいかかるのかということでございましたので、急遽コンサル、設備業者等十分聞き取り調査をやりまして、3億円あれば建設できるというふうに私どもは判断をいたしておるところでございます。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  私も通告はいたしておりませんけれども、これの後の維持管理、これは大体どれぐらいかかる予定ですかね。一応報告を受けておりますけれども、正確な数字をお教えいただきたいと思います。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長  これについても、本来ならやっぱり設計をして、電気代がこれだけかかるというようなことでやるのが当然だと思っております。ただし、議会からのたっての要請でございましたので、急遽概算で出したということでございます。  概算の金額はでたらめかということになりますと、いいえ、出した以上は、私ども自信を持って出しております。維持管理につきましては、年間2,000万円程度でいけるというふうに考えております。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  2,000万円といいますと、曲の処理場に対しましてはかなり安価でできるわけですから、これは、議員の皆さんはこぞって、やはり前処理施設をつくった方がいいというようなことになろうかと思います。これにつきましては、私は、今後、曲の処理場を使っても割合安くできるのではないかというふうに思っているんです。  その一つの解決策は、今、福津市と宗像市で組合をつくってやっておりますけれども、今部長おっしゃるように、私どもはもう前処理施設で十分対応できるわけですね。ですから、あえてつくるということになっておるわけですけれども、福津市さんの方は今から検討する、まだ予算も計上していない、調査費も上げていないというような、こういう状態の中で、一方的にこれを、うちはもう一緒にしませんよというようなことができるのかどうかですね。これは、一つのかまの飯を食いながらやっておったものが急にそういうことになると、相手の福津市さんは大変戸惑いを感じられるというふうに思います。  ですが、宗像市はもう早くからこの問題には着手をされておりますし、和解勧告が出た時点で、もう既に着工したと言っても過言ではないくらいスピードを速めながらやっておられますことに、そのことについては私も大変敬意を表したいというふうに思っております。  しかしながら、相手のあることですから、一方的に、それがだめだということはちょっと酷じゃないかなという、私はどっちかというと人がいい方でございますので、そういう感じがしてたまらないわけです。福津市さんのことを思うと、もう本当に心が痛むといいますかね、そういう思いでいっぱいでございますが、今後、もし宗像市が、じゃあ、福津市さんがある程度見通しがつくまで一緒にやってやろうかというようなことになりますと、私は今、国の方でも進めております指定管理者制度、これを十分に活用してやる方法、宗像市が、例えば新しい施設ができて、維持管理費はおよそ2,000万円程度ですということであれば、それに合わせる業者ができてくると思うわけですよ。仮にできないとしても、私は、福津市にそれだけの応分の負担をお願いして、何とか今のまま継続をしてもらいたいという思いでいっぱいでございます。  これは、ずっと前のお話になりますけれども、平成7年3月に、耐力度検査といいますか、耐用年数についてのそういう調査をされております。この記録がございますけれども、これは日本工営がやっておりますけれども、寿命については、およそ550年もちますよというようなことを書いてあるわけです。これは恐らくあなたたちが調査に出されたものだというふうに思っております。構造物の4槽について今550年と言いました。  それから、これは何ですか、曝気性脱窒素というのですか、こういう槽についても120年程度もちますと。それから、機械はメンテナンスをきちっとやれば大丈夫ですということ。いずれにしても25年は十分もちますよというようなデータがあるわけですよ。それをあえて今急いで、しかしこれは平成7年ですから、もう10年たっておるわけですね。あと15年ぐらいは十分に寿命があるというふうに私は思うわけです。そこまでここを利用しなさいとか、またそういうつもりで質問しているわけではございません。  いずれにしましても、福津市さんが今後どういう方法でやられるのか私もわかりませんけれども、福津市さんに一定のめどが立つまで何とか猶予できないか。それには、今言いましたように、方法は、やはり指定管理者制度を利用するなり、それから、まだ安いところを見つけるなり、それから、福津市さんに応分の負担をしてもらう、これが第一の条件です。宗像市が2,000万円でできるのを、あえて4,000万円も5,000万円も出す必要はないと思います。それでしたら、当然、宗像市は宗像市で検討する。  今、福津市さんのお話を聞くと、非常に行き詰まってあるような感じがいたしております。もうどこに行っても、あっち行っちゃ鼻こき、こっち行っちゃ鼻こき、お願いするところがないといったような状態まで追い詰められていらっしゃるようでございます。これは言い方がちょっと失礼だと思いますけれども、私はそういう感じがするわけですよ。ですから、宗像市ももう少し冷静に、やっぱりあんちゃん格として、市長もあえて、今からは市郡は一つと、きのうの石松議員のお話では、若宮、宮田、それから鞍手あたりを想定にお話をされました。私も、行く行くはやっぱりそういう大きな視野、30万人ぐらいの中核市をぜひ形成していただきたい。  それにはやはり、きのう質問に出ませんでしたけれども、岡垣町ですね。これは玄海ともつながっています。宗像市の玄海ですよ。それから、城山もつながっています。宗像の市境、ここはもう岡垣町でございます。それから、一方、猿田峠では鞍手町がつながっております。そしてその先は宮田町。私どものすぐ上の方に論地峠というところがございますが、ここは宮田町とつながっております。それから野坂、それから大穂の上の方、ここら辺も若宮町とつながっておりますし、本当に、昔は赤間町とございまして、そこが唯一の買い物の場所だったそうです。当時、山口村という、今は若宮町の山口になっていますけれども、そこからは、買い物は宗像だということでずっと宗像にお見えになっておったことも伺っております。そういう生活圏内でもございますし、ぜひ私は、夢になるかしれませんけれども、行く行くはそういう大きな想定をしながら、今後の行政を進めていただきたい。  そういうことから、ぜひ当分の間思いとどまっていただいて、福津市のお願いも1回ぐらいは聞いてやってよからせんですか。私はそう思いますけど。部長、ちょっとお伺いします。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  とても部長で答えられるような中身じゃなかろうと思いますので、私の方から答えます。  本当に、今おっしゃったようなことを、私、昨日、田中議員のところで大体お話をしたと思うんですね。まさに福津市さんが大変な思いをされているから、お涙ちょうだい的な形であったから、はい、じゃあ助けましょうと言って、あんちゃんぶって宗像市の税金をむちゃに使うわけにはいきません。当然のこととして、万が一そういうことになるとするなら、宗像市の税金はきちっと問題ないように、市民の皆さんも、もちろん議会の皆さん方にも御理解いただくような形が当然なければいけないし、同時に、若干の費用負担なり云々があったときに、私は、まさに将来の大きなことのために考えてみたら、宗像市民のためになるんだといったような、いわゆる政治判断をどこかの時点でさせていただきたいということを答弁の中に申し上げましたように、そういったことで、だから、私は今一切相手にしないというようなことではございません。十分お話も聞きながら、それと同時に、まずは曲との間の和解勧告の問題をきちっと解決していかないと次に進めないというのが現実でございますし、私どもが今の時点でやることは、和解勧告に従って粛々とやっていかなければならないということだと思っております。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  今市長がおっしゃるように、全くそのとおりでございまして、私も、このことについて市民の皆さんの大切な税金をむだ遣いするということは決してあってはならない。言いますように、私も方法は幾つかあるというような提案もいたしました。今後は、事は切迫しておるわけでございまして、余裕はないかもしれませんけれども、いましばらく調査をしていただくなり、それから、言いますように、私は市民の税金をむだ遣いして福津市のために尽くせというようなことは決して今も申しておりませんし、今後も申しません。そういうつもりは毛頭ございませんけれども、兄貴格として、今市長がおっしゃいましたように、もうこれを逃すと50年、100年、福津市との合併はないというふうに、私はそういう理解をいたしております。  そういうことから、ぜひこのことについては、やっぱり真剣に、合併をすることが要るかというようなことであれば、これはまた問題は別ですけれども、市長おっしゃいますように、やはり行く行くは市郡は一つという思い、それから、先人たちもいつもそれを言い続けながら今日まで来ておるわけでございますので、どうか、そこいら辺もよく御理解をいただいて、今後やっていただきたい。  それから、河東校区につきましてちょっとお尋ねをいたしますが、今、前処理施設建設について地元、河東地区と協定書が調ったというような報告もいただいております。これについて、効力といいますか、もし宗像市側が破棄をする、破棄じゃない、私は延期というふうに言ってもいいと思いますが、少しの間は延期をしていただくということになりますと、これについての権利といいますか、何といいますかね、破棄条項違約金、そういう名目になろうかと思いますが、ここら辺について、部長、どういうふうにお考えになっているか、お伺いします。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  平成17年の4月1日から効力を発するということで協定を結んでおりますので、今年度からもう効力を発しております。といいますのが、私ども、上下水道部長も申しましたように、もう調査に入るものですから、事実上、下水処理場でし尿処理をする準備に入るということで、今年度から効力を発しております。  今議員申されましたように、万が一これを延期をするといいますかね、そういう場合どうするかということですから、私どもは、今市長申しましたように、和解条項にのっとっていくということで、万が一のときはというのは今のところ考えておりません。  以上です。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  二言目には和解条項、和解条項とおっしゃいますけども、これは裁判判決とちょっと意味が違うわけですよ。そういうことは地元の皆さんもわかってあるし、私どもも十分理解をいたしております。そういうことでございますので、このことについて、和解条項があるからそれに従ってというようなことじゃなくして、私が言うのは、福津市さんがこれだけ困ってあるのに、何で福津市さんのお願いが聞き届けられないかというのが私は一番残念なことでございます。そういうことで私もお尋ねをしておるわけですから、和解条項があることはずっと以前から知っておりますので、それはさておいて、何とかこれについてもう一度考えていただく方法はないかなということで今質問しよるわけですから。効力があるということはわかりました。今発生しているということもわかりました。ですが、この延期は、相手のあることでございますので、5年になるか3年になるかわかりませんが、その間、河東地区に延期のお願いをして、それはいかんよと、もう二度と協定書に判こはつかんよということになるのか、そこら辺、部長、お伺いします。 ◯平川議長  市長答弁。市長が行うとでしょう。 ◯原田市長  今部長が言いましたように、議員、和解条項のことばっかり、割に大したことないんだというような、(「いや、大したことないとは思いませんよ」の声あり)いや、だけど、そんなふうに和解条項、和解条項と言われるがという話ですけども、私どもの受け取り方は、和解条項は判決と同じというように受け取っております。そういった意味で大変重要なものだと。正直言いまして、もし和解条項を破棄していただくとするなら、やっぱり和解条項を調印された方々、かかわられた全員の方のきちっとしたものがなければ破棄もできないだろうと思っています。1人でも何かのことがあれば、和解条項はいつまでも生きていくわけですから、これは重要な問題でございます。私ども、これを抜きにしていろんなことは考えることはできません。そういった意味では、本当に和解条項にのっとって粛々と進めておるところでございまして、そのことが延期になるとかいうようなことについては、現時点では、私どもはまだ本当に考えておりませんので、その時点で、また地元住民とも十分話しながらやっていかざるを得ないだろうというふうに思っています。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  大変失礼をいたしまして、私も思いの余り、和解条項と判決は違うじゃないかというようなことを言いました。しかしながら、和解条項をここに持っていますけれども、これは決して軽々しくあるものではないというふうには理解をいたしております。そういうことで、これにつきましても、今からこの和解条項をもとに、さっきから述べますように、ひとつ福津市の心情もよく考慮していただいて、ぜひいい方向にですね。私は決して、これを将来的に中止をしなさいとか、もうここでいいやないかというような思いで質問はさせてもらっておりません。それだけはぜひ御理解をいただきたい。ただ、福津市さんがあえてお頼みですから、市長が日ごろおっしゃるように、繰り返しになりますけれども、やっぱり市郡合併、まず第一がやっぱり福津市さんとの合併が前提でございますので、ここら辺を考えながら私も今発言をさせていただいておるわけでございますので、どうか御理解をいただきたい。  そしてまた、協定書に効力を発した、それを延期をしていただくために、やはり地元に御相談に行ってもらう。これはまだわかりませんよ、市長の腹が決まっていませんからまだわかりませんが、もし福津市さんのお願いを宗像市が聞いてやったというようなことにするなら、今から協定書についてしばらくの間延期をお願いできるものかどうか、部長の判断をお願いします。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  私の判断ということですので、これはちょっと市長の判断と違うかもしれませんけど、申しわけありませんが。私は、地元と協定を結んだ以上は、私どもの都合で協定を破棄と言ったらおかしいですが、延期するというのは難しいと思います。ただ、今回の協定書も、いずれし尿を処理をするということであれば、例えば途中延期したら、継続で地元と約束したことが切れるもんですから、そういうことが発生すると非常に地元との信頼関係を失うということもありますので、延期するというのは私は難しいんじゃないかなというふうに思います。  以上です。 ◯平川議長
     河東議員。 ◯22番(河東議員)  話はちょっと変わりますけれども、このことについて、地元との約束、公園をつくりましょうというようなこともお伺いしました。これの維持管理はだれがするんですか、お伺いします。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  公園ができたときの維持管理まではまだ決まっておりません。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  聞くところによりますと、地元に負担金を上げて、そして地元に維持管理をしてもらうという暗黙の了解があるんじゃないですか。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  公園ができた後、直接地元に公園の管理をお願いをするというような約束はしておりません。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  約束は、まだできていないわけですから、私はないと思いますよ。ですから、できたときにですね。もうつくられることは間違いないわけでしょう。これは行政がつくるわけでしょう。お宮の参道の整備をするわけでしょう。今後、私どもにそこら辺を明確に説明があるというふうに私は思っております。ですから、きょうはそこまで行きませんけれども、公園はつくりますよと。そして、後の維持管理は地元にお願いしたいというようなお話があったように私も聞いておりますので、これは今、部長にお伺いしておるわけですけれども、まだできていないわけですから、それはだれがするかまだわからんわけですよね。私は、想像としては、やはり地元地区に維持管理をお願いするのがベターじゃないかというふうに思っております。ですから、それが、地元に維持管理をお願いしていいとか悪いとか私は言っているわけじゃないわけですよ。そういうことですから、部長もそういう心配をされんで、地元にさせますよと。それでもいいじゃないですか。私はいいと思いますよ。  ですから、まだわかりませんとかそういうことじゃなくして、これは通例上やっぱりそういうことになるわけですから、よその地域からあそこの管理をしてくださいと、それは緑化協会やらシルバー人材センターにお願いすれば別ですけれども、それを盾に、地元は管理費が余計入るというような、大変喜んであるようでございますが、およそどれぐらい想定されとるとですかね。 ◯平川議長  市長。 ◯原田市長  部長が話しましたように、管理の問題について何も約束もしたわけじゃございません。仮定の話についてはここでお答えするべきではないというように思っておりますので。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  じゃあ、この程度にとどめますけれども、いずれにしましても、この問題は、前処理施設の件につきましては、やはり冷静に判断をしていただきたい。私は、何でこういうことを言うかといいますと、じんかい組合、これが2つになったことで市民の皆さんが大変迷惑をしてあるわけですよ。これは金額の大小にかかわらず、こういうこともやはり市民の税金を使ってやるわけですから、そういうことも十分頭に入れていただいて、今後行動に移していただきたい。そしてまた、できるだけ安くできるように努力もお願いをしておきたいというふうに思って、この項につきましては終わりたいと思います。  次でございますけれども、これは答弁を聞いておらん。 ◯平川議長  2項目めの答弁をお願いいたします。総務部長。 ◯桑野総務部長  2点目の項についてお答えさせていただきます。  本市では、市役所、それからアクシス玄海、自由ヶ丘コミセン、赤間西コミセンで証明書の自動交付機をそれぞれ設置しまして、住民票、印鑑登録、税関係の各種証明書の交付サービスを行っております。また、市民カードを所有していない方、また交通手段の不便な市民の方のために、各コミュニティセンターにおいて、住民票の写し、印鑑登録証明書等の受け付け及び交付のサービスを行うなどのサービスの向上に努めております。  そういった中で、現在市民課で行っておりますサービスについて、土曜、日曜等の窓口開設も含め、窓口業務のあり方全般について調査研究をただいま行っております。その調査結果を参考に、市民課のサービスが今後どうあるべきかについて判断をしていきたいと考えております。  なお、それ以外の部署につきましては、業務の内容が、他の自治体や関係機関との連絡調整が必要な場合が多く、業務の効率性から判断しまして、現在のところ土曜、日曜日の開庁については考えておりません。  なお、先ほど御質問がありました費用の面ですが、これにつきましても、まだ具体的な費用を出すまでには至っておりませんので御理解いただければと思います。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  これはゆゆしき問題ですね。私は、どれぐらい費用がかかるのかと通告書に出しております。出していなかったですかね。(「出ていない」の声あり)あ、ないか。ごめん。これは私の原本の方へ出ておりました。済みません、勘違いしておりました。  いずれにしましても、それじゃあ、今部長の答弁はよくわかっております。そういう答弁だろうというふうにも思っておりました。ですが、例えば吉武のことを言いまして大変失礼ですけれども、吉武も交付機を置くつもりですか、どうですか。吉武コミセンに交付機を置きますか。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  ただいまのところ、吉武に自動交付機を置く計画はございません。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  じゃあ、吉武は近くに交付機がなかったら、今部長おっしゃいましたように、それぞれの地域でというようなことでございましたが、これについての対応をどうされるのか。私は、これだけで質問しよるわけじゃないわけですよ。それはもう、吉武も交付機が入らんということは以前知っていましたから。根性悪く、あえてそういう質問をしましたけれども、そういう地域もあるわけですよね。あるわけですが、私が今回質問したいのは、土曜日とか日曜日でないと、まあ、できれば日曜日という市民の皆さんの声を今反映させようと思いよるわけですよ。ですから、できたら日曜日の方がいいわけですが、日曜日に1日だけ、月に1日ですよ。12カ月の間で12回あれば済むわけです。  私は、この問題を何で取り上げたかといいますと、8月7日の日曜日のテレビ番組で、福島県の矢祭町の紹介があっておりました。根本町長さんという方ですけれども、非常にはつらつとした、もう67歳ですか、20年町長を務められて、もう引退しようということで計画されたわけですけれども、どうしてももう一回やってくださいということで、町民の皆さんがあえて町長室にお伺いをされて、お願いされたという報道を見ました。私は涙が出ました。町民の皆さんからあれだけ愛され、そして、普通でしたら選挙で決まるわけですけれども、これは町民の皆さんが総意で決まるわけですから、町長さんについてはうれしい限りですよね。20年もされて、今から、家庭サービスもしていないし、ぜひやめたいということでしたけれども、そういうふうで、町民の皆さんが押しかけられたという報道から、それから、町三役の報酬も課長さん並みに落とされた。そしてまた、一番すごいのは、町会議員さんが18名いらっしゃった。これが10名に削減されたという報道を聞きまして、大変すばらしい。そして行く行くは、職員は今95名いらっしゃったようですけれども、間違いかもしれませんが、最終的には50名にしたいというようなお話も報道されております。  宗像市よりも悪うございます。宗像市の職員は、きょうの質問でも出ておりましたけれども、220人を下らないというようなお話でございます。50人にされても7,200人ぐらいの人口でございますので150人程度ですね。削減されてもそれぐらいの、職員さん1人当たりの市民に対するサービスですけれども、宗像市は断トツにすぐれて、今から先は220人にしていこうという市長の思い、これは大変すばらしいと思います。  ですが、やはりコミセンでできないこと、要は100%満たせない問題があるわけですよ。私は、この依頼を受けたのはもうずっと以前のことですけれども、二、三人の方から、「何か、あんた、宗像市も日曜日に市役所を開いてやってんさい。日曜日じゃなかな、おれたちは仕事があって行かれんとばい」というようなお話で、私もずっと伺っておりましたけれども、本当に矢祭町のお話を聞いて、宗像市もあれだけすばらしい職員さんがたくさんいらっしゃるのに、日曜日の開庁ができんかなという思いで今回質問に立ったわけです。  ですから、私はぜひともということじゃありません。これは費用対効果もございますが、ほかの件もございますけれども、できたら、矢祭町は365日休みなし、宗像市は1年に12回ぐらいの、まあ、これは模様見ですから、私はずっとこれを続けてくださいとかいう問題じゃありませんけれども、当分の間やはり試行していただいて、そして、いよいよ1日待っておっても一人も市民の方は来らっしゃれんというような場合は、私は廃止をしていただいて結構だろうというふうに思います。  ですが、依頼を受けた方の中には母子家庭の方がいらっしゃいまして、子供の相談、これはぜひ職員さんでないとできませんということで、コミセンも窓口はありますけれども、そういう交付機もありますけれども、そういう問題はぜひ職員の皆さんと相対でお話がしたいということでございましたので、質問させていただきました。部長は今、どうしてもせんというお話でございますけれども、今後、私は何とか研究する余地はあるっちゃなかろうかというふうに思いますが、部長、もう一回答弁をお願いします。 ◯平川議長  総務部長。 ◯桑野総務部長  議員御指摘のテレビ、私も見ておりました。先日の幹部研修を行ったときも、そのビデオを参考にいろいろ議論しておりました。矢祭町の実態というのは、町長の再任も含めて独自路線を歩くと、合併はしないと。そのためにどうすべきかというのが、町民と職員と一体となって考えた一つのまちづくりを進めているんです。これはまた一つの行政のあり方だと思っておりますので、それについて私どもがどうのこうの言う筋合いにございませんが、ただ、日曜にあけますについて、先ほど言いましたように、今、市民課でも議論しております。それが一つ。  それから、現在コミセンは、南郷のように自動交付機を撤退したところもあります。これについては、各コミセンでいわゆる予約システムというのをとっております。予約をされればそこに届けるというような、そういったサービスは現在も行っております。  それと、もう一つは、県内の状況も調査をしているんですが、やっぱり諸証明の発行というのがほとんどなんです。というのが、やはりいろんな相談業務については、どれだけのスタッフを置けばいいのかというのがなかなか難しいところがあります。よそでは自動交付機は余り置いていないんです。そのために、何と何と何の証明についてはといって職員を置いているのが、県内で二、三の団体はございます。よって、何も行いませんということじゃございませんで、今、市民課の方でも議論をしているというところですので、その点を御理解いただきたいということを言っております。 ◯平川議長  河東議員。 ◯22番(河東議員)  くどいようでございますけれども、私は、ぜひこれは前向きに検討していただきたい。今、部長は自動交付機のことだけをおっしゃいました。住民票やら印鑑証明は、そりゃ、要る人は会社を休んでも行くわけですよ。とりに来るわけです。しかし、子供の問題とか福祉の問題あたりは個別に会って、職員さんに直接話して事情を聞いてもらいたい、そういう方も中にはあるわけですよ。ですから、私は交付機あたりは当然、市役所はあかんでも、市役所の前でもできますし、コミセンに行けばもう3館整っておりますし、そういうことはもう以前からわかっていますが、そういう子育ての問題とか福祉の問題あたりは、職員さんと直接面談して、そして、この問題はどしたらいいでしょうかと、市民もお伺いすることがあるわけですよ。そういうことを考慮していただいて、ぜひこれは前向きにですね。  私は、費用対効果もきょう聞けるものというふうに思っておりましたが、私が勘違いして、通告書に出しておりませんでした。これについては大変不手際で申しわけなかったと思いますが、この質問書にはそれを書いておりましてね。私の方の控えには書いておりまして、あらと思って今びっくりしたわけですけれども、例えば費用が何千万円も何億円もかかればあれですが、この問題については、フレックスタイム、私はこれで十分ローテーションを組みながらやっていけるというふうに思っていますので、あえてその予算を計上せんでも、昼から出てきて、明けの日、午前中出てきてもらえばいいわけですから。例えば土曜日は休みですから昼からというわけにいきませんが、金曜日の昼から出てきた人は日曜日の午前中出てくださいと、木曜日に午前中出てきた人は日曜日の午後出てくださいとか、そういうローテーションを組めば金を使わんでも十分やっていける問題ですよ。これぐらいは、部長たちは頭がいいわけですから、ぜひそういうことをお願いをして、私の雑駁な質問を終わります。  ありがとうございました。 ◯平川議長  これで河東議員の質問を終了いたします。 ◯19番(末吉議員)  議長、休憩に入る前に、先ほどの河東校区との協定の内容については、たしか2月7日の全員協議会の中で、協定内容について説明があったと思うんです。先ほどの執行部の答弁については一部正確じゃありませんので、その説明については事務局に議事録等も残されているでしょうから、訂正があれば休憩後の本会議で正確に御答弁いただきたいと思います。 ◯平川議長  はい、わかりました。  ここで暫時休憩いたします。再開を15時10分といたします。                      休憩 14時59分                      再開 15時10分 ◯平川議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  次に、3番、高宮議員の質問を許します。 ◯3番(高宮議員)  皆さん、こんにちは。私は宗像市民クラブの高宮と申します。今回は、農業問題と環境問題を質問させていただきます。  まず、農業問題について2点お伺いします。  1点目ですが、ことし3月の定例会において私が質問しました、今後の宗像の農業はどうあるべきかの質問に対し、市長は、「市民の需要に対する域内消費を重視した都市型農業の振興を図っていく。また、景観や環境の保全、水源の涵養や水害などに対する防災機能の発揮、自然循環機能の推進、都市住民が自然と触れ合う機会や、農業体験による教育の場の提供など、農業が持つ多面的な機能を生産活動を通じて維持していくことが必要である」と述べられております。この農業が持つ多面的な機能を維持し、増進させるために水田等の農地の荒廃化をどう防いでいくかということは、米を中心とした農業経営を行う農業者をいかに維持させ、またふやしていくかということになろうかと考えております。  しかしながら、御承知のように、食生活の多様化により米の消費量が減少、米の輸入や生産過剰により米の価格は低迷しております。さらには、米の減反は4割にも達している状態であります。このことは、米を中心とした農家にとっては非常に厳しい農業経営が行われていることになります。この土地利用型農業を維持していくため、国におきましては、平成16年度から米政策改革をスタートさせ、従来の一律的な生産調整を、販売実績を基礎に数量を配分する方向へ、地域の担い手が不明確な生産構造を、地域水田農業ビジョンの策定を通じて担い手を明確にする、また、全国一律の助成体系を、産地づくり、稲作所得基盤確保、担い手経営安定対策にそれぞれ変更されております。  さらに、19年度からは、これまでは大豆等を転作作物として作付すると、一定要件に該当すると助成金が交付されていたのが、担い手農業者だけに助成金が交付されるようになると聞いております。このため、宗像農協では、広報誌「ベジタブル」に特集記事を組み、周知を図るとともに、地域ビジョン入墾運動という集落ごとの説明会が開催されています。  そこでお聞きします。  1、米の生産調整について。1)平成17年度の生産調整について、本市の取り組み状況は。2)国の米政策が大きく変わろうとしています。本市はどのような取り組みをしていますか。  次に、農業の2点目ですが、中山間地域等直接支払事業についてお尋ねします。  ことしの3月の定例会の質問に対し、「宗像地域の南郷や吉武について、農地の傾斜度等に関しましては基準に該当しそうだが、宗像地域は特定農山村地域の指定がなく、適用は厳しい状態です。本年度適用されるように努力したい」と言われておりました。その後、取り組み状態はいかがでしょうか。  次に、「犬のふんの放置に対し、罰則制度を設けた条例制定を」について質問させていただきます。  犬のふんの被害による、いわゆるふん害については、究極的には市民一人一人のモラルの問題であることは十分理解しているわけですが、今日の余りにもひどい状態を見るにつけ、行政として何らかの対策を講じる必要があるとして今回取り上げました。私自身、多くの市民の方から、犬に関する苦情とともに、ふんに関する苦情をお聞きしています。また、この件につきましては、衛生組合連合会においても数年前から議論になっており、現在、パトロールの実施、啓発用の看板の交付などに取り組んでおられます。国においては、「動物の愛護及び管理に関する法律」の第2章第5条に、動物の所有者、また占有者は責務等が規定されており、また、福岡県では、「動物の愛護及び管理に関する条例」が昭和53年12月に施行されており、その第5条に、「犬の飼い主は、飼い犬が道路、公園、広場その他の場所においてふんを排せつした場合は、直ちに除去しなければならない」と規定されています。全国的に見ても、多くの自治体で条例化されており、福岡県でも、例えば春日市の「愛犬条例」、太宰府市の「畜犬の愛護及び管理に関する条例」などが制定されています。  ある市民の方からお聞きしました話ですが、ふんの放置を現場で確認したため注意を促したところ、逆に文句を言われる、いわゆる逆切れされたことがあった。このとき感じたのは、身近な市の条例と罰則規定があればもっと強く注意をすることができ、ふんの放置をされた人も、その後適正な処理をしたのではないかと思うと残念でならないと言ってありました。  犬のふんの放置に対し、迷惑、頭にくる等、立腹していても、ふん公害はなくなりません。先ほども言いましたように、飼い主のモラルの問題であり、地区住民による、ふん公害をなくすという住民自身の取り組みも必要です。この問題に対するポイントは、抑止力を何に求める考えであるかと思っております。  国においては、「動物の愛護及び管理に関する法律」の第3条で、「国及び地方公共団体は、動物の愛護と適正な飼養に関し、前条の趣旨にのっとり、相互に連携を図りつつ、教育活動、広報活動等を通じて普及啓発を図るように努めなければならない」と義務づけられております。すなわち、このことは、結果として市条例の制定が求められていると判断されます。特に、飼い主のマナーが大きくかかわっていくことから、マナーの定義を明確にした上で、マナーの普及啓発に努める必要があります。この場合、結果として市条例の制定が求められています。犬のふんの放置に対し、罰則制度を制定しても、事実確認が困難であるため、罰則を適用することの判断は難しいことは理解しています。あくまでも抑止効果をねらったものであるということを御理解していただきたいと思います。  そこでお聞きします。  1、犬のふんの放置の現状をどのように認識していますか。2、行政の対応はどのようにしていますか。3、罰則制度を設けた条例の制定をすべきと考えるが、どうでしょうか。  以上で1回目の質問を終わります。 ◯平川議長  高宮議員の質問に対し、執行部の1項目めの農業問題についての答弁を求めます。市長。 ◯原田市長
     それでは、高宮議員の1項目め、農業問題につきまして、私の方から答弁をさせていただきます。  まず一つ、米の生産調整について3項目いただいております。1項目めから答弁をしたいと思います。  米の生産調整にかかわる平成17年度の取り組み状況を申し上げますと、平成16年12月3日に県から4,526トン、ちなみに4,625.4トンが平成16年度でございました、の生産数量の割り当てがあり、これを受け、同月、JA宗像を主体とした宗像地区水田農業推進協議会幹事会で、農業者ごとの生産目標数量配分の基本的な事項を協議をいたし、本市における水稲の作付面積を905.2ヘクタールと定めました。この幹事会の決定をもとに、12月末日にかけて説明会を開催し、目標数量達成を図るべく推進をしてきたところでございます。  並行して、各農事組合、75組合でございますが、ごとに水田耕作面積を調査した結果、平成17年度前の宗像市の耕作水田面積は1,545ヘクタールとなったところであります。平成17年2月には、宗像地区水田農業推進協議会が開催をされまして、麦、大豆、飼料作物を転作誘導作物とする、転作率41.41%とした産地づくり計画が承認をされました。この決定を受けまして、3月上旬にJA支店転作推進のための会議が協議会主催で開催をされまして、各農事組合ごとの転作目標面積の配分を行ったところであります。4月下旬の集計時で不足していた転作面積も、JAと連携して推進した結果、普通作の田植え時期には地域や農家の協力もありまして、目標面積を50アール超過することとなりました。これをもとに、7月下旬から8月上旬にかけて行った水田作付等の現地確認の結果、目標面積は達成をいたしました。  2つ目の問題です。現在の米政策は、平成16年度から18年度までの対策であり、平成22年度を目標に、平成19年度から新たな経営安定対策に移行する予定であり、その中で担い手の明確化が示されております。今までのように幅広い農業者を一律的に対象とする施策体系を見直しまして、地域の話し合いと合意形成を促しつつ、地域における担い手を明確化した上で、これらの者を対象として、農業経営に関する各種施策を集中的、重点的に実施するとしています。特に米、麦、大豆等の土地利用型農業経営は一層厳しくなることが予想されるところであります。この担い手要件を定めた国の要綱が今週に提示される予定でありますから、他地域の取り組み状況等、情報収集に努めまして、その取り組みを促進すべく、関係機関との協議、集落の話し合いへの情報提供などの支援、農業者や集落等に対し説明会等を開催したいと考えております。行政、関係機関はもとより、農家、集落においても、みずからが農業集落の将来像等について真剣に検討する時期が来ているというように思っております。  最後の3つ目の問題でございます。中山間地域等直接支払交付金事業は、中山間地域等では、平地に比べ自然的、経済的、社会的条件が不利な地域が多く、そのため、担い手の減少や、それに伴う高齢化の進展、耕作放棄の増加等により、その多面的機能が低下をいたし、国民全体にとって大きな経済的損失が生じることが懸念されるため、中山間地域における農地等の維持、管理活動にかかわる費用の一部を補助をいたしまして、その活動により地域の農業環境、生活環境が維持をされ、農業、農村の持つ多面的な機能の増進を図るようにする事業でございます。  本制度の対象地域は、地域振興立法8法の地域指定、特定農山村法、山村振興法、過疎法、半島振興法、離島振興法、沖縄・奄美及び小笠原振興開発特別措置法に指定をされ、かつ、農用地については、傾斜等により農業生産条件が不利な農用地が対象となります。本制度の前期、いわゆる平成12年度から平成16年度までの5年間のことでございますが、の取り組みとしては、旧玄海町が8集落、旧大島村が1集落取り組みをされました。取り組みの評価としては、代表者等への聞き取りでは、取り組み当初はいろいろの制約があり、取り組みをちゅうちょされていた集落も、5年経過した今では、よかったとの意見が多数を占め、そのため、次期対策にも取り組みがなされているようであります。  さて、平成17年度から次期対策が始まりますが、国、県の実施要領の策定がおくれ、明確な説明ができない中、市では、早目に取り組まないと事業に支障が出ると考え、国からは前期対策と基本的には変わらない要領が示されるとして、次期対策に取り組んでいただくように説明会等を行ってきました。市の基本的な考えといたしましては、前期に実施されました地域は、前期同様、後期対策にも取り組んでいただくことはもとより、旧宗像市においても、8法地域に指定されておりませんが、県の特認要件に該当するよう事務を進めてまいりました。最終的には、旧宗像市では4集落が対象となりそうでございます。引き続き、採択に向け、県に対し要望したいと考えております。集落に対しましては、現在、職員が全体説明会や地元説明会を開催しながら推進をしておるところでございます。  以上です。 ◯平川議長  高宮議員。 ◯3番(高宮議員)  2番目の問題でありますが、国の要綱が示されれば、農家や集落に対して説明会を行っていきたいと言われておりましたが、現在、JAによる説明では、今後、地域農業の担い手として位置づけられている経営体は、認定農業者や、将来法人化を目指す集落営農組織等になります。この担い手の要件のうち一つである経営規模要件が年々厳しくなりますが、市内の農地の貸し借り状態を見ますと、約20%の利用権設定率であり、これを担い手に集積することは一朝一夕にはできにくいことではないかと思います。そのために、この規模要件をクリアすることは大変厳しいことが予想されるのではないでしょうか。また、集落営農組織についても、経営の一元化が要件とされ、これもまた相当厳しいものではないかと思います。  そこで質問ですが、平成19年度から新たな経営安定対策に向けて残された時間は少ない中、早急に担い手対策を講じる必要があると思いますが、地域の担い手となる経営体の育成等についてどのように農家、集落等に示し、それについて、いつごろから推進していこうと思っておられるかお尋ねします。 ◯平川議長  産業振興部長。 ◯石松産業振興部長  これからのといいますか、平成19年度からの地域の農業の担い手、いわゆる今示されておりますのは、認定農業者あるいは集落営農組織ということで話が来ておりますけれども、これのいわゆる規模の要件、こういったものが今のところまだ国から示されておりません。ただ、基本的には3月に出されました「新食料・農業・農村基本計画」でございますか、この中で出されておりますので、大きくは変わらないということで考えております。  議員御指摘のとおり、ことしの秋に国の要綱が示されるまで、時間は大変少のうございますけれども、地域での農業の担い手の明確化とあわせて、小規模農家あるいは兼業農家等も含めた集落の農業、農村をどのようにしていくのかということにつきまして、モデル地区等を設定して、現在研究をしておるところでございます。また、農家、集落等には、国の要綱が示され次第、早急に説明に伺いたいと思っているところでございます。  以上でございます。 ◯平川議長  高宮議員。 ◯3番(高宮議員)  農業、農村は、高齢化の進行や後継者難で今まさに崩壊の危機に直面していると思っています。農業者は、農業生産活動を行うことにより地域の自然環境を守り、農業者以外の市民もその利益を享受しておりますので、農業者みずから頑張ることは当然ですが、市においても、農業者の生計が成り立ち、自立できるよう、市の御支援等一層の努力をお願いしたいと思いまして、この質問を終わります。次に……。 ◯平川議長  1項目めの農業問題はもういいですか。 ◯3番(高宮議員)  2項目めの(2)です。中山間地域等直接支払事業は、集落協定による草刈りや、水路管理の維持管理の共同作業など、取り組みを5年間継続することが交付要件でありますが、旧玄海・大島地区も従来どおり取り組んでいただくことはもとより、旧宗像市でも4地区程度該当しておるとの答えですけど、強力に推進していただくよう要望いたします。  これで農業問題を終わりたいと思います。 ◯平川議長  次に、高宮議員の2点目の執行部の答弁を求めます。市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  それでは、犬のふんの放置に対する罰則制度ということで答弁させていただきます。  宗像市内では、犬の登録件数が、8月末現在で7,281件となっております。犬に関する苦情も、昨年度、環境保全課で受けた分で18件ほどありますが、苦情として上がらなくても、不快に思われる方が少なくないものと思っております。議員も言われましたように、これらは基本的には飼い主のマナーによるものでございますが、マナーアップがなかなかしていないのが現状だという認識をしております。  2番目の行政の対応でございますが、議員も言われましたように、現在、私どもとしましては、市の衛生組合連合会を通じまして、啓発用の看板の交付や、啓発の文書の配布とか、パトロール等を行っております。  3番目の、罰則制度を設けた条例制定をすべきということでございますが、議員申されました、国にもありますが、福岡県にも、「福岡県動物の愛護及び管理に関する条例」の中に、きちっと第5条の第2項に、「飼い主は、飼い犬が道路、公園、広場その他の公共の場所においてふんを排せつした場合は、直ちにふんを除去しなければならない」という条例がございます。しかし、この条例には罰則規定はございません。また、隣の福津市にも、「人と犬・ねこの共生に関する条例」というものが制定されておりますが、これにも罰則はございません。  この問題は、犬の飼い主のマナーによるところが大きいということで、まずは、私どもとしましては、やはり飼い主の意識を高めていく必要があるというふうには考えておりますが、県条例とは別に、市独自の罰則制度を設けた条例を制定するということは困難ではなかろうかというふうに考えております。  以上です。 ◯平川議長  高宮議員。 ◯3番(高宮議員)  2項目めですが、ただいま御回答をいただきました行政の対応については幾つかの取り組みがあるようですが、積極性が不足しているのではないかと思います。  そこで提案しますが、犬の適正飼育推進月間(仮称)などを制定し、計画的な啓発運動として、ある一定期間集中的に取り組んではいかがでしょうか。市民への啓発活動を強化する意味からもぜひ取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  私どもも、議員申されますように、やはりどこかで集中的に啓発する必要があるんじゃないかということで、月間になるか週間になるかちょっとわかりませんけど、年度内にはこういう一定の期間を設けての啓発運動に取り組んでいきたいというふうに考えております。 ◯平川議長  高宮議員。 ◯3番(高宮議員)  ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと要望いたします。  次に、3番目についてですが、確かに、条例を制定しても犬のふん害はなくなるわけではありません。ただ、市民運動を盛り上げるための有効な手段として、条例化は必要と考えます。市民一人一人は大変弱い立場にあります。先ほどの市民の声にもありますように、他人に注意をしようとすると大変勇気が必要であります。すなわち、弱い立場の市民からは、何らかのバックがないと、その勇気を行動に移すことはなかなか不可能であります。その市民の行動を支援するのが行政の責務と考えております。  また、条例が制定されれば、このこと自体が無言の抑止効果が出るわけであります。さきの6月議会において、石松議員が、空き地の環境保全に関する条例の制定についての質問がありました。抑止効果を目的としたものであります。内容は違いますが、目的は同じ趣旨のものであります。  そこでお聞きしますけど、罰則規定を設けた条例制定の意思は全然ないですかね。 ◯平川議長  市民環境部長。 ◯的場市民環境部長  先ほども申しましたように、まず私どもとしましては、地域によるパトロールの強化や広報活動を今現在よりもっとふやしまして、市民全体にマナーアップの意識を周知していくというようなPRをしていきたいというふうに考えております。  そういう罰則規定があったとしても、他人に注意することはとても勇気の要ることだと思うんですね。そこで、私どもも、コミュニティになるのかわかりませんけど、そういうところにお願いをして、今後は地域で何か取り組めないか、例えば腕章をしていただいてパトロールしてもらうとか、のぼりを提供するなど、啓発活動の支援をまず積極的にやっていきたいということで、今現在、罰則規定のある条例を制定するというのは、私はちょっと難しいんではなかろうかというふうに思います。  以上です。 ◯平川議長  高宮議員。 ◯3番(高宮議員)  ありがとうございました。本日はこの程度で終わりたいと思いますが、今後さらに、市民の方の意見、他市の状況を調査し、罰則規定を設けた条例の制定については、実現するまで今後とも粘り強く質問を続けたいと思います。  以上で質問を終わりますが、今後とも積極的な取り組みをよろしくお願いします。ありがとうございました。 ◯平川議長  これで高宮議員の質問を終了いたします。  次に、10番、小田議員の質問を許します。 ◯10番(小田議員)  こんにちは。10番、市民クラブの小田英俊でございます。帰る用意はもう少し待ってください。  きょうは、宗像市の水道水源確保並びに水質の保全についてを質問いたします。  宗像市は、昭和38年ごろから自由ヶ丘団地、昭和40年になって日の里団地と、2つのマンモス団地の開発に伴い、上水道と下水道の整備が本格的に取り入れられました。この上下水道の整備は、その後の宗像市の発展に大きく寄与したことは私が言うまでもないと思います。  上下水道の水源開発には、市内の数カ所をいろいろ調査検討の末、最終的に大井ダムに建設が至ったと聞いております。その後、大井ダムは一部拡張工事がされて、貯水能力は約121万トン、大井浄水場の1日の最大給水能力は1万5,500トンになっています。さらに、宅地開発の進出や日常生活の向上で水の使用料もふえて、宗像地区で水源の開発がなされました。この宗像水道企業団施設の1日の給水能力は2万9,000トン、そのうち宗像市の持ち分が2万2,100トンで、率にすると75%ということになります。  現在、宗像市の水道水は、大井浄水場から東郷、日の里地域に1日平均7,000トン、水道企業団から河東、赤間、自由ヶ丘地域に1日平均1万1,000トン、玄海地域1日平均2,300トンが給水されていると聞いています。大井ダム上流の流域面積は約480ヘクタールで、流域が限られた面積であるために揚水が必要となり、下水処理場の処理水を放流している釣川の下流600メートルのところから揚水して、大井ダムに貯水する仕組みとなっています。  大井ダムに建設計画ができました昭和41年、42年ごろは、農業用水路も現在のように整備されていなく、減反政策もまだ取り入れられていない時代で、日照りが続いたときにはたびたびかんがい用水が枯れて、大井地区と田島地区で水紛争があったと聞いております。また行政も、宗像町、玄海町と別々でありました。このような時代の背景もあって、かんがい期と決められている6月1日から10月15日までの137日間は、釣川から大井ダムに揚水ができないことになっています。この間に大雨が降っても、釣川の水が堤防を越える状態になっても、釣川から取水できない決まりになっております。  大井ダムが建設されてから35年以上が経過しますが、その間に、日照りが続き、干ばつで何度か水道の給水制限を聞くときもありましたが、大井地区と田島地区が農業用水で紛争が起きたことは一度も聞いておりません。これは、毎日2万7,000トン前後の下水道の処理水が、処理場から釣川に放流されているために、干ばつが続いても、釣川の田島井堰は越流していることにあると思います。  許認可事で一番の課題であった下流の行政、旧玄海町の同意については、既に合併して、流域行政は宗像市のみとなっております。大井ダムの水も、今後配水区域変更を必要とした場合に、玄海地区の市民に供給することがあり得ると考えられます。農業用水についても、4割の減反政策で使用量も減少しています。水道の取水申請時には想定していなかった、処理場からの処理水の放流など、釣川の水量の状況も大きく変化してきています。  このように変化していく中で、何どきまでもかんがい期は揚水ができないのは不思議でならないと思います。産業振興としての企業誘致や、レジャー産業誘致の面からも、宗像市独自の水源が豊富で、安定して供給できることが重要であると考えます。このため、非かんがい期の揚水だけでなく、かんがい期においても、釣川の流量によって揚水できる取り組みをしていただきたいと思っております。ある程度揚水できると、新たに水源を開発する経費と異なり、経費も余りかける必要もなくできると考えますが、市の考え方をお聞かせください。  次に、大井ダムの水質保全についてを質問いたします。次に、大井ダムの推進保全について私の考え方を申し上げますので、ぜひ御検討いただきたく思います。  宗像市は、文化生活の向上や釣川の水質保全のため、多額の資金を投じて市全域に公共下水道の普及を進めてまいりました。現在では、釣川の上流域ではほとんど下水道が普及し、釣川の水も、以前とは見違えるようにきれいな水になっております。下水処理場は、多くの資金を投じて高度処理施設で処理しているために、水質は目標値をクリアしていることも承知しています。しかしながら、釣川の水に比べて、窒素、リンの含有量ははるかに高い数値であります。前にも申し上げましたが、大井ダムの取水口が、処理場の処理水放流の下流600メートルと近いために、窒素、リンの含有量が高く、この水がダムに貯水されている関係から、栄養豊富で藻の発生を来し、臭い水が発生する要因にもなっております。  2番目の質問に、取水口の位置を上流にかえて取水する方策は考えられないかということでございますが、これは昨日、古賀議員が質問をし、処理水を用水口の下流に放流するようにという答弁がありました。なおまた、取水した水を直接ダムに放流しているが、ダムの上流に農業用の大きなため池が3つ、段々に並んであります。水利権者の了承を得ることが先決でありますが、これを活用して、最上段のため池まで揚水して対流をつくり、水質保全に役立てることはできないか。流入で水が早く入れかわれば、水質も自然に改善されてくると考えられます。市の考えをお聞かせください。  これで質問を終わります。 ◯平川議長  小田議員の質問に対し、執行部の答弁を求めます。市長。 ◯原田市長  それでは、本日最後の質問者であります小田議員の御質問にお答えをいたします。  宗像市の水道水源及び水質保全についてということで、二つに分けていただいております。  まず1点目でございます。非取水期である6月1日から10月15日はかんがい期で、いわゆる取水できない期間でございますけれども、この間の降水量は、梅雨時期を含めて930ミリ程度で、年間降雨量の55%程度となっております。そのため、この間に取水可能であれば、水の安定供給を図る上で有効であると思っております。  現在、大井地区、深田地区、牟田尻地区、田島地区、多礼地区と交わしております水利権にかかわる確約書により、取水時期以外は取水できないようになっております。しかしながら、議員が言われるように、農業用水路も改良され、さらに、宗像終末処理場から安定的に毎日2万7,000立米の処理水が釣川に流入していることなどから、農業用水が不足することはなくなったと思っております。幸い平成15年に水利権のある下流域の玄海町と合併をし、同じ宗像市になったことにより、再協議をする下地はできたと思います。取水口と処理場放流口の変更も含め検討を行い、今後、関係地域と話し合っていきたいというように考えております。  2番目の問題でございます。  2つに分けていただきましたが、最初の1)でございますけれども、この件につきましては、昨日、古賀議員の方で答弁しましたので同じことになるかと思いますけれども、取水口の位置を上流側にかえることによりまして、水質改善についての御提案でございますけれども、取水口を上流側にかえる場合は、ポンプ施設や水道管の施設が新たに必要になるため、大きな費用になります。現在検討しております案は、既設の水路を利用して、放流口を取水口の下流側に移動させまして、良好な原水を取水できるようにしたいというように考えておるところでございます。  2)でございます。ダム上流にあるため池を活用した水質改善への取り組みの提案についてでございますけれども、ため池まで揚水して、徐々に大井ダムに流下させる方法は、ため池内に一たん貯留することによりまして水質改善を図るものとして期待されるところでございますけれども、ポンプ等機械設備、電気設備の増設や改良を伴います。また、ため池までのパイプラインの工事費にかなり費用を要します。先ほど回答しました終末処理場の放流口を取水口の下流側に移動させることによりまして、現在より良好な原水が取水できるようになり、水質改善に大きく寄与するものというように思っておるところでございます。  以上です。 ◯平川議長  小田議員。 ◯10番(小田議員)  釣川からのかんがい期の取水について、過去の経緯を考えても、取水していなかったが、玄海町の合併に伴い、協議がしやすくなった状況であると思います。6月1日から10月15日までは取水ができないことは、下流域との水利権に関する約束で尊重しなければならないと思っておりますけど、しかし、異常渇水が想定されるときや、災害時で上水道が使用できなくなるおそれがあるときは、市民生活に大きく影響を与え、支障を来すことになると思います。合併して、宗像地区の下水道整備も計画的に進められ、玄海地域の汚水処理を宗像終末処理場で処理することになった市民の考えも少し変わられたんじゃないかと思っております。こうしたことから、渇水などの非常事態が想定されるときに取水することは、下流域の方々の理解も得られるんじゃないかと思っておりますが、いかがなもんでしょうか。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長
     まず、大井ダムの状況でございますけども、釣川からの取水量の割合は、昭和58年度からのデータを見てみますと、平均で約20%程度となっております。残りの80%でございますけども、これは、上流からの自然の流れ込みでございます。ちなみに、昨年の取水期間、10月16日からことしの5月31日までの間でございますけども、これは全く取水をいたしておりません。したがいまして、通常の降水量が確保できます年では、特段、釣川から取水する必要がございません。しかしながら、小田議員御指摘のように、渇水時とか災害時には市民生活に支障を来すということになります。  本来でございますと、協議の上、期限を限らずに、年間を通しまして取水できるようになれば一番よいと、このように思っておりますので、まずそのように努力をしてみたいと、このように思っておりますが、それがもしできない場合、せめて緊急時にだけでも取水できる方法がないのか、水利権のある下流域の方々と協議をしてまいりたいと、このように考えております。それから、水利権に関しましては、釣川を管理しております県の河川課との協議も必要となりますので、これも積極的に働きかけたいと、このように考えております。  それから、大井ダムで取水をした水量分は、下流で取水をしております宗像地区水道企業団の吉田多礼ダムの水量が減少すると、こういう相関関係にありますので、ここでも調整が必要ではなかろうかと、このように考えております。 ◯平川議長  小田議員。 ◯10番(小田議員)  それでは、水道水の水質改善は市民の願いでもあり、大きな課題でもあると思っております。大井ダムの取水口を変更することよりも、宗像終末処理場の処理水の放流を下流に移動された方法が経費がかからず、水質改善の効果があると判断されているようですので、できるだけ早目に実施に向けての取り組みを行っていただきたいと思っております。  そこで、大井ダムにくみ上げられる水質は現在よりよくなると想定されておりますが、大井ダムと大井浄水場ではどのような変化や効果があると思っておられますか。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長  大井ダムでございますけども、宗像終末処理場の窒素、リンによる影響で、気温が上がる季節につきましては、アオコが大量に発生することが間々あります。宗像終末処理場の放流口と大井ダムへの取水口の位置関係の入れかえが実現できましたら、アオコの発生量や発生時期が従来よりも大幅に抑えられると、このように期待をいたしております。  このことによりまして、使用する薬品類が減少いたします。それから、浄水処理の最終段階で使用いたしております活性炭の交換期間が長くなることによりまして、運転管理が容易になる。それとともに、薬品費等の費用の軽減が図れると、このように考えております。それより、何よりも最もよいことは、市民の皆さんに供給されております水の安全性と水の快適性が現状よりも向上することになると、このように思っております。  以上でございます。 ◯平川議長  小田議員。 ◯10番(小田議員)  どうもありがとうございます。  もう一点だけちょっとお聞きしたいんですが、大井ダムの水質はよくなってまいりますが、宗像市のもう一つの水源である多礼ダムの水質はどのように変化していくのでしょうか。 ◯平川議長  上下水道部長。 ◯篠塚上下水道部長  現在検討している案でございますけども、終末処理場の放流口を大井取水口から下流側に持っていく、約400メートルの地点だと考えております。この下流約2.2キロの地点に川端井堰がございまして、吉田多礼ダムへの取水口がここにございます。したがいまして、残念ながら吉田多礼ダムの水質改善にはつながらないと、このように考えております。ただ、大井ダムで考えている方法がもし成功するようでございましたらば、大井ダム方式を応用できないか検討したいと考えております。ただ、放流水路の延長とか、吉田多礼ダムへの取水口の移動など、多分多額の費用が要るものと、このように考えております。  このことは、いずれにいたしましても、水利権者を含めました市民の皆様の御協力と御理解がないと実現できない、このように考えております。担当いたします上下水道部といたしましては、最大限の努力をしてまいりたいと、このように考えております。 ◯平川議長  小田議員。 ◯10番(小田議員)  今からのことでありますので、やっぱりそういう取り組みをなされて、少しでも水がとれるようにやっていただきたいと思っております。  以上で私の質問を終わります。 ◯平川議長  これをもちまして、小田議員の質問を終了いたします。  先ほど末吉議員の方から、河東議員の質問で、河東地域の前処理施設に当たっての協定書の内容が市民環境部長から答弁がありましたけれども、その内容と、2月7日、全員協議会で説明をした内容と違うのではないかという発言がございました。議事録等を今詳細に調べておりますので、その内容が、時間的にまだ間に合いませんので、そのことを踏まえて、9月6日の一般質問の中で説明をいたしたいと思いますけども、それでよろしゅうございましょうか。それでは、そのようにさせていただきます。  お諮りいたします。  本日の議会はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、異議ございませんか。                     〔「異議なし」の声あり〕 ◯平川議長  異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  次の本会議は9月6日に行います。  本日は、これをもちまして延会いたします。御苦労さまでした。                      延会 16時07分 このサイトの全ての著作権は宗像市議会が保有し、国内の法律または国際条約で保護されています。 Copyright (C) MUNAKATA CITY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....